UIAインターナショナルスクールってどんな学校?
「国際教育を受けさせたいけれど、都内の有名インター校は学費が高すぎる…」そんな悩みを持つ保護者にとって、江東区木場にある「UIA International School of Tokyo(ユーアイエー・インターナショナルスクール・オブ・東京)」は、救世主的な存在かもしれません。

2010年にインド系インターとして開校
2010年に「タトゥワインターナショナルスクール」として開校し、2020年に現在の木場キャンパスに移転したUIAは、日本ではまだ珍しいケンブリッジ式カリキュラムを一貫して提供するインターナショナルスクールです。
約30ヵ国から集まった520名の生徒たちが、英国教育システムに基づく本格的な国際教育を受けながら、IGCSEからA-Levelまでの世界に通用する資格取得を目指しています。
多様な生徒が互いを尊重しながら成長して欲しい
校名のUIAは、学校のコアバリューである「Unite(団結する)」「Inspire(鼓舞する)」「Achieve(達成する)」の頭文字から命名されており、多様な背景を持つ生徒たちが互いを尊重し合いながら成長できる環境づくりを大切にしています。
木場駅から徒歩10分の好立地
東京メトロ東西線木場駅から徒歩約10分という好立地にありながら、オーナー企業の自社ビルを活用した充実した教育環境を提供。

13台のスクールバスによる無料送迎サービスも、江戸川区・江東区・中央区をメインに片道20分圏内をカバーしており、働く保護者にとって大きな安心材料となっています。

スクールバスには、ドライバー以外に監視スタッフ1名がかならず乗車し、江戸川区・江東区・中央区をメインに、片道20分程度の圏内をカバーしています。
こんな人におすすめ!
- 海外大学進学を視野に入れている:A-Level取得により英国、カナダ、オーストラリアなどへの直接進学が可能
- 国内大学のグローバル系学部を目指している:早稲田、慶應のような国際系学部のAO入試で有利
- 英語環境での学びを重視したい:ESLサポートがありながら、日常的に英語で思考する習慣が身につく
- コスト面での配慮が必要:都内インター校の中では比較的リーズナブルな学費設定
UIA International School of Tokyoの概要
校長 | Michael Taylor |
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開校年 | 2010年(タトゥワインターナショナルスクールとして) |
所在地 | 東京都江東区木場3-14-4 |
対象 | 3才~G12(高3) |
生徒数 | 520名 |
授業料(2023-2024) | キンダーガーテン/ 99万円~104万2800円、プライマリー(G1~G5)/120万4500円~126万7200円、セカンダリー(G6~G8)/133万2100円〜141万2400円、GCSE(G9~G10)/154万9900円~204万6000円、A-Level(G11~G12)/175万4500円~184万8000円 |
出願時期 | 空き次第だが通年で受付可能 |
UIAインターナショナルスクール・オブ・東京のポイント
日本最大級のケンブリッジ式カリキュラム対応校
多くのインターナショナルスクールがIBプログラムを採用する中、UIAは英国ケンブリッジ大学国際教育機構のカリキュラムを一貫採用。
K3(年長)からG12(高3相当)まで、段階的にIGCSEやA-Levelの取得を目指します。
コストパフォーマンスのよさ
一般的な都内インター校と比較して、約30-50%程度に抑えられた授業料設定。質の高い国際教育をより多くの家庭に届けたいという創設者の理念が反映されています。
多国籍な環境
インド系65%、日本人20%、その他の国籍15%という構成により、英語が自然な共通言語として機能する本物の国際コミュニティが形成されています。
バランスの良い教育環境
全校生約520名は、インド、日本、アメリカ、韓国、中国、イギリス、オーストラリアなど約30ヶ国の多様な文化的背景を持つ生徒たちで構成されています。

とくに印象的なのは、どの国籍の生徒も自然体で英語でのコミュニケーションを楽しんでいる姿。これは、UIAが真の意味でのインターナショナルコミュニティとして機能していることの証拠といえるでしょう。
校長のマイケル・テイラー先生をはじめ、教員陣も多国籍かつ経験豊富で、ケンブリッジカリキュラムの専門性を持った先生方が指導にあたっています。
とくに、Head of IGCSE & A-Level を務めるエイミー・トジ先生は、高等部における進路指導にも精通しており、生徒一人ひとりの将来設計をきめ細かくサポートしています。

ケンブリッジカリキュラムで何を学ぶ?|”段階的に世界基準”を身につける教育システム
UIAインターナショナルスクールの最大の特徴は、幼児期から高校卒業まで一貫したケンブリッジ式教育を提供していること。
このシステムにより、生徒たちは段階的かつ体系的に国際資格を取得しながら、世界標準の学力を身につけていくことができます。
キンダーガーテン(3-6歳):好奇心の芽を育む基礎期
年齢別に3つのクラス(Cubs・Pandacorns・Dolphins)に分かれ、それぞれ定員20名という少人数制で丁寧な指導を実施。講師とアシスタントの2名体制により、一人ひとりの発達段階に合わせたきめ細かな対応が可能です。

学習内容は、Literacy(読み・書き・話す基礎スキル)、Numeracy(数学の基礎)、Science(科学的観察力)、Art(創造性の育成)、Physical Activity(運動能力とチームワーク)、Social Emotional(協調性とコミュニケーション力)の6分野をバランスよく展開。
特徴的なのは、1コマ30分という集中しやすい時間設定と、午前中のスナック休憩、ランチ前のアウトドア活動など、幼児の生活リズムを重視したスケジュール構成です。
都立木場公園という恵まれた自然環境を活用したOutdoor Playの時間は、子どもたちの心身の発達に大きく貢献しています。
プライマリー&Lower Secondary(G1-G8):探究心と基礎学力を同時に育む
6歳から14歳までの8年間は、ケンブリッジカリキュラムの基礎をしっかりと固める重要な時期。1クラス24名という適正規模で、G1のみアシスタントを含む2名体制、G2以上は担任1名制で運営されています。

カリキュラムは、Art & Design、Computing、English、Second Language(フランス語・ヒンドゥー語・日本語・国語から選択)、Mathematics、Music、Physical Education、Science、Social Studies、Values Education、ESLという幅広い分野を網羅。
特に注目すべきは、G1から第二言語の選択が可能なこと。これにより、母語以外の複数言語に早期から触れる機会が提供されています。
週4コマペースで行われる第二言語授業では、多様な文化的背景を持つ生徒たちのニーズに対応。日本語を母語とする生徒は英語に加えてフランス語やヒンドゥー語を、インド系の生徒は英語と日本語を、といった具合に、真の意味でのマルチリンガル教育が実践されています。
8時30分から15時30分まで7コマ(各50分)という充実した授業時間の中で、知識の習得だけでなく、批判的思考力や問題解決能力といった21世紀型スキルの育成にも重点が置かれています。
Upper Secondary(G9-G10):IGCSE取得への挑戦
14歳から16歳の2年間は、英国教育システムにおける重要な節目となる「IGCSE(International General Certificate of Secondary Education)」取得を目指す期間です。

この資格は世界100ヶ国以上で認められており、特に英国、カナダ、オーストラリアなどの大学進学において高く評価されています。
G10の最後に実施されるIGCSE試験では、これまでに学んだ各科目の総合的な理解度が測られます。単なる暗記ではなく、分析力、論述力、創造性などが総合的に評価されるため、生徒たちは日々の授業から「なぜそうなるのか」「どう応用できるのか」といった深い思考を求められます。
美術の授業では、技術的なスキルだけでなく、作品に込めた思いや社会的メッセージを言語化して発表する機会も設けられており、表現力と論理的思考力を同時に育成する工夫がされています。
AS-レベル&A-レベル(G11-G12):世界の大学への扉を開く最終段階
16歳から18歳の最終2年間は、まさにUIAの真骨頂といえる「Cambridge Advanced A-level」課程。

現在13名の生徒が在籍するこの段階では、ハイレベルな専門教育と個別指導により、世界トップクラスの大学進学を可能にする学力を養成します。
G11修了時にはASレベル、G12修了時にはA-レベルを取得。A-レベルは英国の大学入学資格として広く認められているだけでなく、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどの大学でも高く評価される国際資格です。
UIAでは、G12で一括してA-level試験を受験することも可能ですが、学校の方針としては段階的な受験プロセスを推奨。これにより、生徒たちは着実にステップアップしながら、確実な資格取得を目指すことができます。
“多文化共生の小さな地球”で過ごす充実した日々
UIAの魅力は、カリキュラムの充実度だけではありません。木場キャンパスは6フロアにわたって展開され、各年代の生徒たちがそれぞれに最適化された環境で学べるよう設計されています。
最新設備が支える学習環境
ライブラリーは単なる図書室ではなく、グループディスカッションや個人研究、プレゼンテーション準備など多様な学習スタイルに対応したラーニングハブとして機能。蔵書も英語、日本語、ヒンドゥー語など多言語で構成されており、生徒たちの多様な学習ニーズに応えています。

ICTラボには3Dプリンターも設置され、STEAM教育の一環として創造性と技術力を同時に育成。学校からiPadやiMacの貸し出しも行われており、デジタルネイティブ世代の生徒たちが最新技術を活用した学習に取り組めるよう配慮されています。
多目的ルームでは、学年を超えた交流イベントや文化祭の準備、演劇の練習など、カリキュラム外の活動も活発に行われており、生徒たちの自主性と創造性を育む場となっています。
都市型キャンパスならではの工夫
体育授業やキンダーガーテンのOutdoor Playでは、校舎から約200メートルの距離にある都立木場公園を活用。都心にありながら豊かな自然環境を教育に取り入れられるのは、木場という立地ならではの大きなメリットです。
運動会などの大型イベントでは近隣の競技場を借用し、保護者や地域の方々も参加できる開かれた学校行事として開催。これにより、学校と地域コミュニティとの良好な関係も築かれています。
毎日の給食は持参制ですが、これも多様な食文化を持つ生徒たちへの配慮の一環。インド系の生徒はスパイシーな家庭料理を、日本人の生徒は手作り弁当を、アメリカ系の生徒はサンドウィッチを、といった具合に、ランチタイムも異文化交流の貴重な機会となっています。
課外活動で広がる学びの世界
セカンダリー生を対象とした「Model United Nations(模擬国連)」は、UIAを代表する課外活動の一つ。生徒たちは各国の代表者として国際問題について議論し、外交交渉のスキルや批判的思考力を実践的に身につけています。
その他にも、ゲーム、スポーツ、異文化理解、映画・コミック制作などのプログラムがG1以上を対象に無料で提供されており、生徒たちは自分の興味関心に応じて多様な活動に参加することができます。
入学に必要な学力や英語力をまとめ
年齢別入学要件
キンダーガーテン(3-6歳):英語力は不問。基本的な生活スキルと集団生活への適応力を重視した面接を実施。
プライマリー(G1-G5):MathとScienceのペーパーテストに加え、英語での簡単なコミュニケーション能力を確認。必要に応じてESL(英語補習)サポートを提供。
セカンダリー(G6-G8):Math、Science、Englishの3科目でペーパーテスト実施。英語力については、授業についていけるレベルの基礎力を重視。
Upper Secondary(G9以上):IGCSEレベルに対応した各選択科目のテストを実施。より高度な英語力と論理的思考力が求められる。
願書提出・入学プロセス
出願時期:基本的に通年受付ですが、クラスの空き状況により入学時期が決定されます。4月入学を希望する場合は、前年の2月までに出願手続きを完了することが推奨されています。
必要書類:
- 出願料:1万1,000円
- 登録料:7万7,000円(入学決定後)
- 施設維持費:7万7,000円(年額)
スクールツアー:入学希望者は基本的にスクールツアーへの参加が必須。学校スタッフとの詳細な相談も含まれており、事前予約をすればツアー当日に入学試験も受験可能です。
面接:保護者同席での面接を実施。子どもの学習歴、興味関心、将来の目標などについて話し合い、UIAの教育方針との適合性を確認します。
UIAが”海外進学ラボ”視点でアツい理由
「海外大学進学=高額な学費と完璧な英語力が必要」…そんな固定観念を覆すのが、UIAインターナショナルスクールの存在です。
UIAは、世界に通用する本格的な国際教育を、比較的手の届きやすい学費設定で提供している希少な学校。ケンブリッジカリキュラムという確立された国際標準に基づく教育システムにより、生徒たちは段階的に世界レベルの学力を身につけながら、多様な進路選択が可能になります。
現在の合格実績を見ても、ライス大学(アメリカ)、テキサス大学ダラス校(アメリカ)といった海外大学から、早稲田大学、芝浦工業大学といった国内難関校まで幅広く、生徒一人ひとりの希望と適性に応じた進路実現をサポートしています。
そして何より、UIAは”選ばれたエリート”のための学校ではありません。
- 答えが複数あることを楽しめる子
- 文化的違いを面白がれる子
- まだ将来の夢がはっきりしていないけれど、いろんな可能性を探ってみたい子
…そんな子どもたちが、のびのびと「世界基準の学び」に触れられる環境がここにはあります。
保護者の方にとっても、「偏差値や知名度だけじゃない進路のかたち」を実際に体感できる貴重な機会。学校と一緒に成長していく意識を持ちながら、子どもの可能性を最大限に引き出したい家庭には、UIAはこれからますます注目の選択肢となるでしょう。
現在は成長途中の学校だからこそ、一人ひとりの生徒により細やかな注意を払い、個性を大切にした教育が実現できています。

「完成された有名校」では味わえない、手作り感のある温かい教育環境こそが、UIAの最大の魅力といえるかもしれません