【準☆イチ07】英検1級、TOEFL iBT98点、AOで合格…1年間の米国高校留学の価値(H.S.さん)

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高校時代に留学を希望している人も、そうでない人にも、じっくり読んで欲しいのが今回のH.S.さんの体験談。1年間のアメリカ高校留学で、英検1級合格、TOEFL iBT98点を取得するなど英語力の飛躍的な伸びをみせ、さまざまな体験を通じてたくましく大きく成長したH.S.さん。それらの体験が評価され、第一志望のトップ大学AO入試での合格も勝ち取りました。みなさんも「チャンスの女神には後ろ髪がない」を胸にたくさんのことに挑戦して、自分の強みを見つけてくださいね!


H.S.さん(私立高校3年生、東京都)

  • 語学資格:英検準1級(2015年2月、高1)、TOEIC/920点取得(2015年4月、高2)、英検1級(2016年2月、高2)、TOEFL iBT/97点取得(2016年4月、高3)
  • 取得目的:英語力の向上および確認のため
  • 英語をはじめた時期:4才
  • モットー:「チャンスの女神には後ろ髪がない!」。同じチャンスは2度と訪れないから、ちょっとでも興味があることには挑戦してみる
  • 希望の進路:大学での挑戦や発見を未来につなげていきたい

使用した教材

準1級までの道のり

高校1年生
1年間の米国留学後、9月に日本の学校に復学。2月に英検準1級を取得

高校2年生
4月にTOEIC920点、2月に英検1級を取得

高校3年生
4月にTOEFL iBT97点獲得

英語との出会い

■英語を学びはじめたきっかけは?

英語をはじめたのは、4才くらいから。

幼児・小学生向け英会話教室「ベルリッツ・キッズ」に、週1回(1回につき40分)で通いはじめました。

それ以降、ベルリッツは週1ペースで中3まで続け、最初は6人くらいのグループだったのに、最後はほぼマンツーマンで教えてもらうような状況でしたね。

中学受験を経て、都内の中高一貫の女子高に入学。母に薦められるまま入学した学校で、授業の始まりと終りに「ごきげんよう」とあいさつするような伝統校。当初はおどろきましたが、礼法の授業はAO入試の面接で大いに役立ってくれました。

英語の授業は週4回くらい。日本人の先生による文法が中心で、英会話も週1でありました。帰国生の同級生はいましたが、英語圏帰りではない生徒もおり、英語が得意な友人もほとんどいませんでした。

ベルリッツで友人たちよりも先んじて英語をやっていたものの、会話主体で身の回りの単語は言えるけどスペルは綴れない、センテンスも先生が言ったことを単語を変えて文章を作ることはできるレベル。

英語耳はできていたので発音とリスニングは得意でしたが、文法中心の学校のテストでは下から数えたほうが早かったですね。

■学年3位の英語力でも…

中1のころは英語の成績はよくありませんでしたが、中2で先生が代わったことで成績が急上昇。すると、先生にテストを返してもらうときに「調子に乗るなよ」とクギを刺されてしまって。

そんなつもりは毛頭なかったので、「これは調子に乗っていないことを証明するためにもがんばらなきゃ…」と逆に奮起してしまって。中3になるころには、学年3位まで成績があがりました。

3位から見る景色はどのくらいの高みなのだろう…と思っていたら、「相変わらずネイティブと話せる英語力が身についていない」という事実に愕然とし、「これでいいのだろうか?」と思うようになりました。

このまま中途半端な英語力で卒業しちゃうの? 学内を見渡しても目標となる英語力の人も見当たらないし、「だったら学校から出て留学するのもありなのでは?」と、海外に目を向けるようになりました。

思えば留学のきっかけを与えてくれた先生に、あとになってその経緯を話したところ「覚えていない」と。ツンデレの先生なので、無意識の策略に乗せられてしまったのかもしれません(笑)。

1年間の米国留学へ

■留学先で日本語アシスタントに挑戦

留学先はアメリカを希望していたところ、留学エージェントからアリゾナ州にあるチャータースクール(公募型研究開発校)を紹介され、高1の9月からG10に編入。1年間ホームステイしながら通学しました。

利用した留学プログラムがちょっとユニークで、現地の高校では日本語の授業があったんですが、留学生はその授業でアシスタントを務めるというプログラム。

アメリカの高校では、毎日日本語を教えたり、月に3〜4回は日本文化を紹介するプレゼンを担当することに。

プレゼンは毎回10〜20分程度で、はじめは「果たして通じるのか?」とドキドキしていましたが、留学が終わるころにはスライドだけ用意してあとはアドリブでこなせるようになりました。

■英語力もプレゼン力も飛躍的にアップ

アメリカの高校では、テストの成績よりも授業でどのような発言をしたかが重視されますが、発言することには慣れていないし、手を挙げてなにをいえばいいのか…?

最初は戸惑いましたが、3ヵ月もしたら慣れたもの。とくに英語の授業では、「マクベス」や「アンティゴネ」といった文芸作品についてグループディスカッションしたのですが、ディスカッションに参加できるのはクラス20名中8人だけ。

スタメンに入れなかったら、ディスカッション中に参加者のひとりに「私と代わって」と直訴しなくてはなりませんが、留学も終るころには平気で「代わって!」と前に出ていましたね(笑)。

準1級を取得するまで

■なぜ準1級を取得したの?

1年間の米国留学を経て、また元の学校の高1に戻って日本の生活を再スタート。

学校でも生活するうえでも不自由することのない英語力が身につきましたが、帰国後も英語力を維持したくて、高1の冬から高3の冬まで「お茶の水ゼミナール」海外併願コースに2年間通いました。

このコースではネイティブの講師が指導してくれるのですが、先生はやさしくて、エッセイもどんどん添削してくれて。クラスも、少ないときは受講生が3人くらいと少人数制だったのはよかったですね。

入ったばかりのときは、TOEFLのアカデミックな単語が身についていなかったので精一杯でしたが、単語をひととおりやったあとはラクになりました。

英語力をチェックする目的で、高1の2月に英検準1級を受検。

長文・リスニング・ライティングで稼げばいいと思っていたので、対策は過去問をひととおりやった以外は、単語はTOEFLの単語で対応。結果、ライティングと面接は満点でした。

■英検1級とTOEFLでも力試し

高2の4月に、やはり英語力を確認したくて「TOEIC」を受験(結果は920点)。さらに、高2の2月に英検1級を取得、高3の4月にはTOEFL iBT97点を取りました。

英検1級も、1週間前に問題分析をして苦手なパートをやったくらいで、単語はTOEFLでカバーした程度です。

留学はAO試験の武器になる?

■「英語で学ぶ」を超えて

進学先の大学は、帰国当初は英語力を活かせる国際教養系学部を考えていましたが、高2の夏に「小松サマースクール」に参加したことで考えが変わりました。

【関連記事】「小松サマースクール2016」参加高校生60名募集

小松では、約1週間を海外の大学生や留学生、日本の高校生たちと過ごしましたが、優秀な人が多くて「自分もがんばらなきゃ」と刺激になりましたね。

大学生と話をするなかで、「日本の国際教養系学部は英語が得意ではない人もいて、そちらに足並みを合わせることになる」と聞き、英語は強みのひとつとして、大学では他の専門を学んだほうがいいのではないかと考えるようになりました。

■英語力だけでは通用しないAO入試

高2の冬にAO入試に挑戦すると決め、一般受験と並行して準備をはじめました。

その結果、AO入試で、第一志望の大学に合格することができました。

AO入試では多様性を求められるので、英語力を重視する大学もありますが、留学経験があり英語も得意な人は山ほどいるのでそれだけでは戦えません。

私の場合、英語の資格やスコア以外にも、留学先でのボランティア経験やクラブ活動、成績はGPA4.0で表彰されたこと。そして、日本に戻ってからは生徒会副会長を2期務めたことなども提出書類に書くことができましたし、留学中に身についたコミュニケーション能力も有利に働いたと思います。

「大学でコレを学びたい」と宣言するのがAO入試なので、志望理由もありきたりのテーマでは通用しません。それでも、志望理由を考えるなかでいろんな人に話を聞いたり、本を読んだり、調べたり。大学でなにを学ぶのか真剣に向き合った経験は、かならずその後の大学生活に活きてくると思います。

だから、たとえ不合格であってもAOに挑戦して損はないと思っています。AOで合格したいから「なにかをやる」のではなく、夢中でやったことで評価されたいという人が挑戦してみるといいと思いますよ!

みんなへのアドバイス

“Seize the fortune by the forelock.”(チャンスの女神には後ろ髪がない!)

日本にいてもアメリカにいても、どこにいても何が起こるかはわかりません。でも、ひとつ言えるのは「同じチャンスは2度と訪れることはない」ということ。

ちょっとでも興味があることには挑戦してみて! ムリかも…と思っても、そのチャンスがつぎにつながっていきます。

私の場合は英語が伸びましたが、スポーツでもプログラミングでも、興味のあることに打ち込むことで可能性や世界が広がっていきますよ。

 

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