今回は、ふたりの小学生のお子さんと、2023年6月〜9月の3ヵ月間留学したママが「セブ親子留学のリアル」について語ってくれました!
長期留学だからこそ見えてくる、セブ留学の本当のトコロをぜひ参考にしてください
留学先 | フィリピン・セブ島 |
留学期間 | 12週間(2023年6月~9月) |
子どもの年齢 | 小学4年生(男の子)、小学2年生(女の子) |
留学にかかったコスト | 学校費用(授業料・寮費・SSPなど)/約200万円、電気代/約4万円、航空機代/約25万円(大人1名、子ども2名)、現地滞在費(観光、飲食等)60万円 総額約300万円 |
セブ親子留学 | 留学にちょうどいい時期のわが子と3ヵ月間留学
どのような思いで、3ヵ月間セブに留学されたのでしょうか?
今回、小学2年生(女の子)と小学4年生(男の子)の子どもたちと留学しましたが、やはり小学生の時期が一番英語が入りやすいですし、学校の勉強も大変な時期ではないので、ちょうどいいなと思ったからです。
そこで、コロナ禍も明けた2023年の夏に、英語漬け環境が用意されているセブに留学することにしました。
実際、学校を休んで大変なことはありましたか?
セブには、学校の教科書やプリントなども持参し、不在にしている期間に授業でやる予定だった内容を自習していたので、帰国してからも子どもたちには影響はありませんでした。
むしろ、セブでの自習で漢字などの学習は授業よりも先に進んでしまったようです(笑)。
なぜ3ヵ月間留学しようと思ったのですか?
じつは、私自身中国出身で、大人になってから日本に来て、日本語を習得しました。
そのような経験があるので、ある程度英語が理解できるようになるには、少なくとも3ヵ月は滞在しないと意味がないと思ったからです
留学前の英語学習状況について教えてください
息子と娘は、ふたりとも5年間地元(大阪)の英会話スクールに週1~2で通い、英語を勉強していました。
日本語と英語の発音はかなり異なるので、まずは小さなころに英語の音を覚えてほしいという思い時間とお金をかけて通わせたので、実際発音は良くなったと思います。
セブでは英語力はどのように伸びましたか?
セブでは、子どもたちは毎日5コマ(1コマ=50分)のマンツーマンレッスンを受けました。
息子は、最初のころは1割くらいしか英語が聞き取れなかったようですが、留学が終わるころには7割くらい聞き取れるようになりました。
娘はおとなしい性格なので、英語での発話は多くないのですが、こちらも英語がよく聞き取れるようになりましたね。
たとえば、モールなどでお店の人から支払い金額を告げられたとき、子どもたちに「いくら払えばいいの?」と聞くと、「●●ペソだよ」と正しい答えが返ってきます。
帰国の際、マニラのホテルに1泊しましたが、息子はスタッフに「誰と来たの?」「何しに来たの?」といった質問に「全部答えられることができた!」と、とても嬉しそうでした。
帰国してからも、英語がわかることが自信につながったようで、息子はおばあちゃんに「僕だけが英語できるようになった!」と自慢していました笑
お子さんの自信に満ちた様子が浮かびますね!
セブ親子留学 | 100%満足な留学はない…から、心に留めておきたいこと
セブ留学の満足度はいかがでしたか?
今回のセブ留学は、総合的には満足しています。
同じ時期に留学していたいろいろな国からの留学生やすばらしい先生など、たくさんの人たちとの出会いがありましたし、休日はいろいろな場所に出かけて、セブでしかできない体験を親子ですることができました。
お子さんたちにとって、セブ留学はどのようなものだったのでしょうか?
子どもたちに「3ヵ月どうだった?」と聞いてみたところ、「留学ではいいところもあったし、わるいところもあった」という答えでした。
よかった点、よくなかった点とは?
子どもたちにとっても、ボートででかけたアイランドホッピングでのシュノーケリング、ジンベイザメと一緒に泳いだオスロブでのツアーなど、休日の旅行はとても楽しかったようです。
一番苦労したのは、食事ですね。
学校では1日3回食事が提供されますが、最初の2週間は留学での食事が珍しかったこともありとくに不満はなかったのですが、3週間目くらいからは辛くなってしまって。。。
さまざまな国からの留学生がいるので、日本の子どもの口に合わないのは仕方がないことですが、いろんな種類のメニューが出ても、どうしても単調な味付けに思えてしまったようです。
フィリピンでの食事は、とくに小学生以下のお子さんは大変だった…というケースは少なくないようです
留学先で食事に苦労する話はよく聞きますよね
そうですね、他校で留学していたファミリーの話を聞いても、食事では苦労したという話は共通していました。
なので、私たちが滞在していた学校特有の問題ではないと思いますが、息子は夕食でも何も取らずにいることもありました(注:この学校ではビュッフェスタイルでの提供)。
そのため、最後のころは週に4回、夕食はマックとかピザとか子どもが食べやすいものをデリバリーや外食で済ませました。
セブの飲食店はそれほど安くなく、日本よりも高いお店もあります。なので、食費は想定していたよりもかなりかかりましたね。。。
食事は毎日のことなので、長期留学ではとくに大きな課題となりますね
ほかにも大変なことはありましたか?
私たちは6月下旬~9月上旬の3ヵ月間留学しましたが、この時期セブはたくさんの留学生で混み合います。
そのため、ランチタイムはみんなが座る席を確保するために、まるで戦争のようでした。。。
また、対応する留学生が増えるためか、学校のスタッフに要望を伝えてもなかなか解決してもらえないこともありました。
夏休みは語学学校も混雑のピークを迎えます…
たとえばどのようなことでしょう?
わたしの場合、英語力はほぼゼロで、セブでの生活についてもあまり調べずに留学しました。
このような留学初心者にとって、学校にチェックインした際の説明や生活面におけるサポートも十分ではないと感じました
また、子どもたちのレッスンでの要望を出しても、夏場の繁忙期ということもあるのかなかなか回答がもらえず、何度もオフィスで交渉する必要がありました。
もし、次回もセブに留学するならどのような点を考慮しますか?
今回、学校の評判などを基準に学校を選びましたが、留学の時期やスタッフの対応などで期待したサービスが受けられないこともあります。
ですので、次回長期的に留学するならば、まずは2週間程度留学してみてから留学を延長するかを決めようと思います。
もちろんそのほうが費用が嵩みますが、それ以上に満足した状況で留学することが重要だと思っています
これから留学する親子へメッセージをお願いします
英語を学んだことで得た自信、留学先だからこそ出会える多様な人たち、親子で過ごす時間など、セブ留学ではいいこと・楽しいこともたくさんあります。
また、セブの英語学習環境や講師については申し分なく、子どもの英語力は学校を問わず自然に伸びていくと思います
ただ、留学にはいい側面も大変な側面もあるので、100パーセント満足な留学はないと思います。
留学を成功させるには、できる限り現地の事情を事前に調べたり、言葉を理解できるようにしておくなど、なるべく自立して過ごせるようにすることが大切です。
学校や周囲に期待しすぎることがなければ、ストレスも減らすことができると思いますよ!
セブ留学に関するリアルなメッセージ、どうもありがとうございました。たいへん参考になりました!