さらなる全学グローバル化を加速
「千葉大学」(千葉市)は、「千葉大学グローバル人材育成”ENGINE”」を策定し、2020年度から実施することを2019年1月24日に発表しました。
千葉大には、文・教育・法政経・理・医・薬・看護・工・園芸、そして2016年に設置された「国際教養学部」を含む10学部がありますが、これまでも全学的にグローバル化を推進してきました。
2012年4月に「グローバル・キャンパス・千葉大学」を制定し、2014年9月には「スーパーグローバル大学」37大学の1校として採択。
キャンパスには、英語の個別レッスンやワークショップ・授業なども開講する「イングリッシュ・ハウス」を常設するほか、米国・欧州・日本の大学が協働してグローバルなデザイナーを育成する「大陸間デザイン教育プログラム」、ASEAN諸国の小中学校で授業を行いグローバルな教員を育成する「ツイン型学生派遣プログラム」など、オリジナルで多様な留学プログラムを実施しています。
国立総合大学初の「留学必修化」
この「ENGINE」プランでは、これまで「国際教養学部」を中心に成果を上げているグローバル人材育成戦略をさらに拡大展開するために、「学部・大学院生の全員留学」(海外留学環境の充実)、「英語による専門科目の開設」(グローバル教育の充実)、「ICTを活用した100科目の学習システムの構築」(スマートラーニングの実践)を掲げています。
留学に関しては、2020年度以降に学部・大学院に入学した全学生を対象に、1週間〜2ヵ月の海外留学を必修としますが、留学必修化は国立総合大学では初となります。
なお、留学先の授業料は大学が負担し、渡航や滞在などは留学奨学金の活用で学生の負担を軽減するとしていますが、財源確保のために授業料値上げも検討されています。
【千葉大学グローバル人材育成”ENGINE”】
- 公表日:2019年1月24日
- 開始:2020年度
- 対象:全学生
- 目標:海外留学環境の充実「学部・大学院生の全員留学」、グローバル教育の充実「英語による専門科目の開設」、スマートラーニングの実践「ICTを活用した100科目の学習システムの構築」