親子留学は、安心&安全が最優先だよね
豊かな親子留学を実現するためのサポートを提供しています
\ 希望の留学先から申し込みまで気軽にご相談を /
幼稚園生活を振り返ってみると…
クアラルンプールよりこんにちは!
長いブランクを空けてしまいましたが、2017年より再び「KLでの親子の学び」について綴っていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
さて、2015年1月に4才半でマレーシアにやって来た息子は、モンテッソーリ式の幼稚園に1年半通ったあと、2016年8月からは「国際バカロレア」(IB)式のインターナショナル小学校に移りました。
幼稚園選びについての過去記事はこちら↓
【学ぶKL01】日系それともインター?4才息子とスクール選び
【学ぶKL02】近所のプレスクールがいいかも、と思った理由
【学ぶKL03】マレーシアはモンテッソーリ式が主流
今回は、幼稚園での体験を振り返りたいと思います。
息子が通った「チルドレンズ・ディスカバリー・ハウス」は、ローカル経営のインターナショナル幼稚園で、先生は全員マレーシア人です。
1才半〜7才が対象で、もっとも多いのは3才〜5才までの子どもたち。
言語は英語。マレーシア人も含め、さまざまな国籍や人種の子どもたちが通っています。
現在建設中のブランチも含めてクアラルンプールに6校あり、息子が通ったモントキアラ・アイゼン校は日本人率が高めでした。
モンテッソーリの5つの分野とは
過去の記事はこちら↓
午前は年齢別のクラスで学習し、午後は縦割りでアクテビティに取り組んだり、自由に遊んだりしていました。
午前の学習は、「モンテッソーリ教育の5つの分野」に沿った内容でした。
1.日常生活の練習(Practical Life & Moral)
日常生活で行なわれるさまざまな動きを、本物の用具を使い練習する
2.感覚教育(Sensorial)
物の大小、長短、質感などを体感することにより五感を発達させる
3.言語教育(Language)
歌やゲームを交えて英語のフォニックス*やボキャブラリーを学んだり、週に1回ずつ中国語とマレーシア語の時間もありました
*フォニックスについての過去記事はこちら↓
【学ぶKL06】4才〜大人まで「フォニックス」を学べる英語教室
4.算数教育(Number Work)
モンテッソーリの教具を使って数、量、重さの概念を学ぶ。5才からは2桁以上の足し算、引き算なども教わっていたようです
5.文化教育(Culture)
中国正月や中秋節(中華系)、イスラムの断食月と断食明けのお祝い(マレー系)、光の祭典ディーパバリ(インド系)など、多民族国家マレーシアならではの行事について教わったり、生徒たちの出身国の文化についても情報交換していたようです
午後のアクティビティは、その時期に応じたテーマが設定されていました。
テーマはだいたい学期ごと(3ヵ月×4学期)に決められていて、【学ぶKL04】を書いた頃は「科学」でしたが、運動会の前なら「スポーツ」、遠足で動物園を訪れる前なら「動物」、ほかにも「健康な食生活」、「世界の名所」などのテーマがありました。
5才からがひとつの分岐点
マレーシアの場合、ローカルの学校は1月はじまりですが、英国式をはじめインターナショナルスクールの多くは8月〜9月に新学年がはじまります。
インターナショナルスクールは「満5才から小学1年生(Primary Year1)」とする学校が多く、多国籍な生徒が通う幼稚園に入れた場合、5才を前に大きな学校の幼稚部に転校したり、5才を機に幼稚園を去って小学校に入学する子が多くなります。
そうすると、インターナショナル幼稚園では高学年になるとクラスメイトが激減し、国籍では日本人がほとんど、というケースもあります。いずれ日本への本帰国が決まっている場合、年長あたりから日本人学校に移す家庭も出てきます。
わが家も、数年のうちに日本に帰国する可能性大。小学校をどうするかという問題は非常に悩みましたが、いまの小学校に決めた経緯は、また別の機会にお話します。
息子は、昨年8月に「チルドレンズ・ディスカバリー・ハウス」を退園し、翌週すぐに「イートンハウス・インターナショナル・スクール」の2年生になりました。
日本なら幼稚園の年長さんなのに、いきなり小学2年生になって大丈夫? という不安がありましたが、幼稚園の手厚いサポートのおかげで、あまり負担を感じることなく小学校になじめたようです。
退園する2ヵ月前の面談で次の進路を伝えたところ、園長先生と担任の先生は「私たちがサポートするから大丈夫!」と受け合ってくれました。その言葉どおりに、文章のライティングを強化するなど、小学校に向けて少しずつ学びの内容を変えてくれていたようです。
ママの意見も取り入れる
退園する少し前に、幼稚園から「日本人ママたちとのお茶会」 なるお誘いがありました。初めてのことで、「どうして日本人だけ?」「何の話だろう?」と、不思議に思いました。
たまたま、スクールオーナーと親しい間柄でモンテッソーリ教育に詳しい日本人の方が幼稚園を訪れる機会があり、生徒の国籍で最多の日本人のお母さんたちに、率直な意見を聞きたいとのことだったようです。
このときは十数人のママたちが集まり、改善してほしい点、新たな要望などがたくさん出されました。
たとえば、「いつでも子どもたちの様子を見学できるようにしてほしい」「延長保育をしてほしい」「ホリデープログラムを開催してほしい」「保護者向けの英会話レッスンがあると嬉しい」などなど。
現在もこの幼稚園に通う友人ママたちによると、その後半年も経たないうちに要望のほとんどが実現されたようで、スピーディーな対応に驚きました。
「チルドレンズ・ディスカバリー・ハウス」では、アットホームな雰囲気のなかで丁寧にさまざまなことを教わりました。
息子は担任の先生が大好きでしたし、自分がいま住んでいる国・マレーシアを好きになり、生きた知識を得ることができたのは、マレーシア人の先生たちに教わったからだと思います。
東京生まれ。2011年より約4年間シンガポールに滞在、2015年1月よりクアラルンプール在住。翻訳者・ライター。共訳書に「メディカル ヨガ 〜ヨガの処方箋〜」(バベルプレス)、書籍「アンコールの神々 BAYON」(小学館)、WEBサイト「シンガポール経済新聞」、「シンガポールナビ」、マレーシア在住日本人向けフリーマガジン「Weekly MTown」などに記事を寄稿。グローバルエデュ 姉妹サイト「旅キッズ」で「てくてくシンガポール」を連載。
この記事で紹介した学校への留学をサポートをしています
\ 希望の留学先から申し込みまで気軽にご相談を /