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EFアカデミーNY校 | 多忙なIBコースを乗り切りカナダトップ3大学に合格、「トロント大学」に進学(笹間大悟さん)

留学担当サトー

高校生で海外留学にチャレンジすると、進路の可能性も大きく広がっていきますね!

今回は、EFアカデミーニューヨーク校の卒業生で、カナダの名門「トロント大学」に通う笹間大悟さんに、その魅力的な進路選択に関してのお話を伺いました。

笹間大悟さん プロフィール

神奈川生まれ。神奈川の私立中高一貫校に合格後、ほどなくして親の転勤に伴いベトナムのブリティッシュスクールに転校。10年生(高校1年生)まで在籍したのち、2020年9月にEFアカデミーの11年生(高校2年生)に転校。2022年6月に同校を卒業後、同年9月に「トロント大学 University of Toronto」に入学

大学では経済を学んでいます

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Contents

EFアカデミーNY校 | スクールとの出会いを教えて!

留学担当サトー

EF以前はホーチミンのインターに通っていたのですよね?

笹間さん

はい、ベトナムには親の転勤で中学から駐在することが決まっていたので、まずは日本では海外転勤から戻ったときも受け入れてくれる中高一貫校を受験し、入学しました

日本では中学には半年間だけ通い、ベトナムの「ブリティッシュスクール」に転校。その後は、コロナ禍を挟んで結果的に4年間在学しました。

NYのボーディングスクールに転校した理由は?

ホーチミンのブリティッシュスクールでは、韓国人とベトナム人の生徒がおよそ8割で、残りの2割が英国系、そして日本人は僕ひとりでした。

アジアのインターは生徒の国籍も偏りがあるので、「英語のレベルは上がっているな」と実感しても、いまいち自分の英語レベルがわからず、もっと磨きたいという思いはありました。

コロナ禍が始まった2020年当時、僕は10年生で、IGCSEの2年目で模擬試験の成績も得ていました。

ですが、授業もままならず、残りの半年はオンラインになるかもしれない…という状況でした。

それはさすがに辛くて受け入れ難い状況だったので、オンキャンパスで授業が受けられる英語圏のボーディングスクールに転校したいという思いが募り、学校探しをはじめました。

EFアカデミーを知ったきっかけは?

10年生になる前の夏休みに出会った先輩からEFの存在を教えてもらい、説明会に参加してみたところ「おもしろそうな学校だな」と好印象を持ちました。

ほかにもいくつかボーディングスクールを比較してみましたが、EFだけが日本に事務局を設けており、留学中に保護者とも迅速にコミュニケーションできるということを知り、家族にとっても安心感がありました。

入学時期もフレキシブルに調整できたので、転校をギリギリまで迷っていた自分にはありがたかったですね。

留学担当サトー

編集部注:米国のボーディングスクールの多くが1月15日を出願締切日としています

EFアカデミーNY校 | 同級生と乗り切った多忙なIBコース

EFニューヨーク校に転校してみた感想は?

僕が11年生に入学したときは、ちょうどEFに日本人が増えはじめた時期で、同学年に10名の日本人生徒がいました。

EFアカデミー全体で見ると、アジア系35パーセント、ヨーロッパ系35パーセント、南米系15パーセント、アフリカ系15パーセントといった割合で、僕はロシア系のカザフスタン人とルームメートでした。

ルームメイトとの1枚

EFでの生活は、門限や消灯時間も含めて徹底管理され、素行が悪いと退学処分にもなりうるシビアな一面もあります。

笹間さん

いっぽうで、アクティビティはスポーツ系・アート系ともにかなり多彩で、学期ごとに好きな種目に取り組める柔軟性やスポーツ施設の充実度ぶりは魅力でした

EFアカデミーニューヨーク校のグラウンド

IBコースについて教えてください

NY校でのカリキュラムは、米国高校卒業資格と国際バカロレアの2択ですが、NY校全体では3分の1程度がIBDPを選んでいました。

EFアカデミーの敷地内で紅葉する樹木

IBDPは、英語や数学をはじめ科目やレベル選択が成否に直結するので、入学前に専任のアドバイザーにも複数回相談して科目を決めました。

IBコースは授業ペースも異なり、とにかく忙しかったというのが率直な感想です。

それでも大変な時期には同じIBを選択する同級生たちと励まし合い、孤独な闘いとならなかったことが、多忙なスケジュールを乗り切れた要因だと思っています。

EFアカデミーに旗めく、笹間さん自作の鯉のぼり
IB DPを乗り切り、卒業プロムでの友人たちとの晴れやかな1枚

EFアカデミーNY校 | カナダのトップ3大学に合格

トロント大学進学までの経緯は?

僕の場合、大学選びは国選びからはじめました。

まず、田舎よりも都会寄りの大学に進みたいという希望が前提にありましたが、アメリカの大学はコスト面と住環境を加味して有力候補から外しました。

つぎに、カナダに興味を持ちはじめていたときに、たまたまアルバイト先で横浜のインターに通うカナダ人と出会い、トロントの人種多様性や魅力的な点を教えてもらったことで、ポジティブな印象が強くなっていきました。

笹間さん

そして、トロントには応援するNBAチーム(ラプターズ)があることも選択を後押ししてくれましたね

トロント大学以外に出願したのは?

大学はカナダに一点張りして、トロント大学のほかに、マギル大学、ブリティッシュコロンビア大学を加えて、トータル3校に出願しました。

結果、3校とも合格をもらえました。

ブリティッシュコロンビアとトロントは最後まで迷いましたが、自分の直観を頼りにトロント大学を選びました。

商学部を選んだ理由は?

IBを学んでいるときも、大学では何を学ぼうかと常に考えていました。

父は科学系のキャリアを歩み、自分も数学が得意科目だったので、何となく理系に進むイメージはありました。

しかし、経済や金融は他の理系科目とも違ったが特色がありますし、学問的に未知な部分もあることから大学で学んでみたいと考えるようになったんです。

トロント大学 | 計量経済学をメインにプログラミングも学ぶ

1年間学んだ印象は?

2年生の現在は、「ロットマンスクール」(トロント大学内のビジネススクール)の専攻で「経済と金融」という枠組みを選び学んでいます。

計量経済学をメインに学びつつ、明確なハードスキルも高めたいのでプログラミングにも取り組んでいます。

組織論の授業では、実際に横領などの問題があった会社について15分のドキュメンタリーを制作

1年生のときは、ビジネスのようなアイデア系の分野もおもしろかったのですが、個人的には学問というよりセンスや芸術的要素が大きいなと実感しました。

そのため、大学では数字や客観的指標をもって経済の全体像を把握したいという思いが強くなったんです。

経済の勉強では、3~4年生になると前提条件の設定から出発し、人間科学と自然科学の両アプローチを絡めて学べるようになります。

その段階に進めばより自分の思考を反映できるようになるので、興味深く学ぶことができそうだなと期待しています。

進級条件はかなり難しい!?

トロント大学での進級については、簡単ではありません。諸説あるのですが、15~20パーセントは落とすようにシステムが成り立っていると聞いています。

トロント大学は学期が短く設定されていて、9月に始まって4月末には年間の正規スケジュールが終了します。

その後、5月~8月と約4ヵ月の期間中は救済策として補習授業を開講するなど、少なからず遅れる学生が出るのを想定して運営している一面があるようです。

また、大学に入ってからわかったのが、トロント大学は入学時点では幅広いレンジの学生を受け入れますが、いざ大学がスタートしてからは振り落としていく傾向が強い、ということです。

そのため、トップ層はものすごく優秀である反面、単位を落として進級できない人も目立ちます。

トロント大学にはそうした側面もあるため、要注意だなと感じています。

留学担当サトー

笹間さんは、削られていくなかでも見事に残られたのですね。こうした傾向は、海外大学全般で共通しているのでしょうか

笹間さん

正確なことはトロント大学しか知り得ないですが、アメリカの大学に通う友人と話すと、足切りシステムなどはトロント大学のほうが厳しい印象です

トロント大学は入学がゴールではなく、入学をスタートラインとしてそこから全力疾走させる感じですね。

3つのキャンパスについて

トロント大学には、僕が通っている「セント・ジョージキャンパス」を含めて、3つのキャンパスがあります。

笹間さん

キャンパスの違いとしては、セントジョージは難易度が高いと聞くこともありますが、学部によるのでひと括りにはできない気もします

志願者は各キャンパスにつき1回出願できるので、トロント大学に入るチャンスは最大3回設けられています。

ただ、入学後にキャンパスを変わることもないので、他のキャンパスの学生に会う機会はほとんどないのが現状です。

トロント大学セントジョージキャンパスは、春も美しい

トロントは新たなるシリコンバレー!?

留学担当サトー

トロントは新たなシリコンバレーと呼ばれるそうですが、就職面に影響はありますか?

そうですね。アイビーリーグなどトップ層の学生はまずはNYのような大都市を目指し、そのつぎの候補としてトロントに集まる傾向が見られます。

本来トロントにいる層よりもレベルの高い母集団が形成されるので、厳しい競争に直面するのは避けられないと思っています。

僕はトロントが好きなので、まずはここで働けるようトライしますが、日本に就職した大学の先輩も多いので、日本も視野に入れつつ準備していきたいですね。

留学担当サトー

笹間さんのお話からは、EFアカデミーやカナダの大学を検討するみなさんにとっても新たな視座が得られたと思います

本日はお忙しいところ、ほんとうにありがとうございました!

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