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ホチキススクール2025 | 体験重視型のサマースクール
コネチカット州レイクビルに位置する名門ボーディングスクール「ホチキススクール The Hotchkiss School」は、滞在型サマープログラム「Hotchkiss Summer Portals 2025」を、2025年6月29日(日)~7月26日(土)にかけて2セッションにわたり開講します。
2セッションにて開講
- 6月29日(日)~7月12日(土)
- 7月13日(日)~7月26日(土)
このサマープログラムでは、世界中の中高生が、ホチキスの恵まれた環境を活かして、独自の才能を磨きながら新しいことにもチャレンジできる機会を提供。
すべて選択制のコースでは、ほとんどG7(中1相当)以上に参加資格があり、フィールドワーク中心のコースから、プログラミングやアート分野に至るまで個性的なコンテンツが揃っています。
1コース(約2週間)から応募可能で、期間の被らない2コースを連続受講してトータル4週間参加することも可能です
Hotchkiss Summer Portals 2025
主催 | ホチキススクール(The Hotchkiss School) |
期間 | セッション①2025年6月29日(日)~7月12日(土)、セッション②7月13日(日)~26日(土) |
住所 | 11 Interlaken Road Lakeville, CT 06039 |
対象 | 中高生(コースごとに具体的な指定あり) |
参加費 | 1コース/3950~4600ドル(約59万円~69万円) |
申込締切 | 記載なし |
ホチキススクール2025 | 公平性や多様性を尊重するホチキスカルチャー
ホチキススクールは、銃器設計者として成功を収めたBenjamin B. Hotchkissの妻、 Maria Bissell Hotchkissの手によって1892年に設立されました。
創設者の名を冠する同校は、名門イェール大学への進学準備校として期待されたいっぽう、Maria自身は「富裕層のための学校」に染まることには否定的だったそうです。
彼女は、率先して奨学金制度導入に着手し、ときには「育ちのいい」理事会メンバーと対立しながらも、地元学生が経済事情に関わらず通えるボーディングスクールを目指しました。
1896年には最初の海外留学生を受け入れるなど、早い段階から国際化を推し進めていたのも注目点です。
こうした設立者の精神は、今日まで125年以上脈々と受け継がれ、公平性や多様性を尊重するホチキスカルチャーの本質を形成しています。
テンスクールの1校にふさわしく、モルガン・スタンレー社を設立したHarold Stanleyや、受賞歴多数の女優Allison Janneyなど著名な卒業生が名を連ねるほか、アイスホッケー強豪校としても名高く、多数の名プレーヤーおよびメダリストを輩出しています
G7から参加が可能
ホチキススクールは、G9~G12(高校生相当)が通う寄宿生比率95パーセントの学校ですが、サマーポータルでは基本的にG7(中学1年生)以上の参加が認められます。
学生寮や校内施設を幅広く活用できる機会なので、ホチキススクール進学を視野に学校体験も兼ねて参加するのもおすすめです。
ホチキススクール2025 | 各セッションのプログラムをチェック
ホチキススクール主催の滞在型プログラムは、座学というよりは実践・実技やフィールドワークを主体とするコースが目立ちます。
セッション1(前半)とセッション2(後半)で各8コース、トータル16種類のコースを興味関心に合わせて選択可能です。
ここでは、日本からも比較的参加しやすいセッション2(7月13日~26日)に該当するプログラムおよび参加費用を紹介していきます
セッション2(7月13日~26日)
Baseball Analytics:The World of Sabermetrics
- 7月13日(日)~26日(土)
- 費用:4600ドル
- G7以上
2025年度の新プログラムで、野球を実際にプレーするアクティビティとは異なる点に注意しましょう。
ここでは、野球を統計学的に解析し、プレーヤーを評価したり試合中の意思決定を最適化したりする分析手法(Sabermetrics)を学べます。
また、ニューヨークメッツの試合観戦に訪れ、試合前にはメッツの分析スタッフと交流する機会も。まさに野球好きにとっては、エキサイティングな体験が約束されているプログラム!
Computer Science and Mobile App Desig
- 7月13日(日)~26日(土)
- 費用:4200ドル
- G7以上
MITのアプリインベンターを使用し、グラフィクスやデータ分析などコンピュータサイエンス分野において創造性を発揮する方法を学習。
オンラインプライバシーへの知見を深め、最終的にはペアごとにオリジナルのモバイルアプリを設計します。
CADソフトウェアを通じてエンジニアリングデザインの基礎を学んだうえで、レーシングカーの3D模型を完成させます。
コース選択に際して、コンピュータモデリングの事前知識は必要ありません。
Fun with DNA:An Introduction to Genetics and Biotechnology
- ①6月29日(日)~7月12日(土)、②7月13日(日)~26日(土)
- 費用:4400ドル
- G7~G8 (1セッション最大30名)
分子生物学のツールと技術、そして研究や産業におけるそれらの応用について学びます。
クラゲ遺伝子のクローン化など、現実世界の医療や食品生産のシーンに結びつく実験やシミュレーションも充実。
Structural Engineering – Aircraft Design
- 7月13日(日)~7月26日(土)
- 費用:4400ドル
- G7以上
CADソフトウェアを通じてエンジニアリングデザインの基礎を学んだうえで、空気力学や電子工学の基礎を活用しながら参加者自ら模型飛行機を組み立てていきます
コース選択に際して、コンピュータモデリングや模型飛行機デザインの事前知識は必要ありません。
Speech and Debate
- 7月13日(日)~26日(土)
- 費用:4000ドル
- G7以上
日々、世界中の学生とディベートセッションに臨みながら、グローバルな大会で必須となるスピーチやディベートのノウハウを身に付けます。また、著名な講義ビデオを視聴し、質の高いスピーチが生まれる要因も考察。
主要なディベート大会に参加するような、一定の経験を有した学生に適していると想定されます。
Writers and Writing
- 6月29日(日)~7月12日(土)、7月13日(日)~26日(土)
- 費用:3950ドル
- G7以上
アカデミックの世界で求められるライティングと、学生が個人的に執筆する場合の双方で有益となるプログラムです。
広範囲なジャンルを精読し、執筆作業では創造的なノンフィクションと短めの批評文を扱います。また、ディスカッションや推敲を重ねながら、執筆プロセスのノウハウを明らかにしていきます。
Studio Art: Drawing from Observation
- 7月13日(日)~26日(土)
- 費用:4000ドル
- G7以上
写実絵画に関わる多彩な基礎技術を、リニューアルしたばかりのキャンパス内アートセンターにて学びます。プログラムの総仕上げとして、学校への提出にも最適なデジタルポートフォリオを作成。参加者には、描画経験の有無は問われません。
Piano Program
- 7月13日(日)~26日(土)
- 費用:3950ドル
- G7以上
以下は、セッション1(6/29~7/12)期間のみ開催されるプログラムです。
若きピアニストが、実績あるピアノ講師と学び、世界トップの環境で演奏する機会を得られるプログラムです。
事前提出の音声または映像ファイルに基づいて、プログラム参加者の選考が行われます。
セッション1(6月29日~7月12日)
Coding and Software Engineering
- 6月29日(日)~7月12日(土)
- 費用:4200ドル
- G7以上
コーディング基礎を学べるコース。Scratchを使用して基礎固めをしてから、引き続きScratchかPythonかを選んで学習できます。
プログラム終盤は自分自身でゲーム作りにチャレンジします。
Environmental Science
- 6月29日(日)~7月12日(土)
- 費用:4200ドル
- G7以上
ホチキススクールの3平方キロメートル超800エーカーの敷地内に広がる、多彩な自然環境とラボ施設を同時活用するプログラム。
ニューイングランド地方の生態学的プロセスへの理解を深め、環境科学に求められるツールや測定方法を実践的に学びます。
The Physics of the Electric Guitar
- 6月29日(日)~7月12日(土)
- 費用:4300ドル
- G8以上
より高品質なエレキギターにカスタマイズできるよう、エレキギターと密接に関わる物理学のメカニズムを学びます。
Robotics
- 6月29日(日)~7月12日(土)
- 費用:4450ドル
- G7以上
教育用ロボティクスシステムの使い方と必要なプログラミング言語を学び、チーム別に学んだ要素を組み込んだロボットをデザインして課題解決やコンテストに挑みます。
Rocketry
- 6月29日(日)~7月12日(土)
- 費用:4400ドル
- G7以上
アメリカン ロケット チャレンジ(ARC)に出場するために使用できるロケットを設計、構築、飛行させることで模型ロケットの基礎を学びます。
Theatre Program
- 6月29日(日)~7月12日(土)
- 費用:3950ドル
- G7以上
演劇やステージパフォーマンスに求められる多面的なスキルを強化し、出演者全員が一体となる最高のアンサンブルを追求します。
1日のスケジュール
滞在型プログラムの平日スケジュールは、朝食(7時30分~)に始まり、各々の選択コースの授業が9時~12時、ランチを挟んで、午後は13時15分~15時まで予定されています。
15時30分~17時まではレクリエーション系のアクティビティ(サッカー、バスケットボール、ヨガなど)を実施。
ディナー後の19時~21時はイブニングアクティビティー(講演、映画鑑賞、コンサートなど)を通じて参加者同士の絆を深められます。
土曜は、午前中(9時~12時)のみ選択コースのクラスを受講。土曜の他の時間帯と日曜日は、自由時間として思い思いの時間を満喫できそうです。
ホチキススクール2025 | 応募方法
ホチキススクール主催のSummer Portalに応募するには、申し込みページより申請用アカウントを作成して個人情報を記入します。
提出する書類
提出資料としては、学校の先生の推薦状2通と最新の成績表が必要です。
インターナショナル生の場合は、
- SSATやTOEFLのような標準テストのスコア
- 応募者の英語ライティングサンプル(採点済み)
の「いずれか」を追加提出するよう求められます。
資料アップロードと応募手数料$70の支払いが完了すると、先着順で選考プロセスに進み、2~3週間程度で結果が通知されます。
参加費用について
両セッションともに1コースあたり4000ドル〜4400ドル程度の参加費ですが、正確には上述のコース紹介欄を確認してください。
参加費には、授業料のほか、滞在費、食費、教材費、課外活動費、テクノロジー&ヘルスセンター利用料などが含まれ、2セッション(2週間+2週間)を連続受講する場合は、基本的に倍額の参加費用が発生します
米国外から参加費を振り込む場合は、国内通貨ベースの決済として為替手数料を大幅カットできるサービス(flywire)の利用が推奨されています。
グローバルエデュでは、サマースクールに安心して参加するためのサポートを提供しています。まずは、高校生サマースクール Q&Aをチェック