ICUでもIB教員養成プログラムを開講
「国際基督教大学」(東京・三鷹市)は、2019年度より大学院・修士課程において「国際バカロレア(IB)教員養成プログラム」を開始することを発表しました(「IB Teacher Certification Program」は2019年4月、「IB Advanced Teacher Certification Program」は20年4月開始予定)。
IB教員養成プログラムは、すでに玉川大学(修士課程)、筑波大学(修士課程)、都留文科大学(山梨)、岡山理科大学の4大学が実施していますが、2019年度には7大学(ICUを含む)で同様のプログラムが実施される予定です。
現役IB教員向けプログラムも実施
ICUで開講するのは、教職課程を履修している学生を対象とする「IB Teacher Certification Program」(2019年4月開始)と、現役のIB教員(3年以上の経験が必要)を対象とした「IB Advanced Teacher Certification Program」(2020年4月開始予定)の2コース。
「IB Teacher Certification Program」では、所定の要件を満たした人は「国際バカロレア機構」にMYPもしくはDPプログラムの「IB Certification in Teaching and Learning(CLT)」取得申請が可能。
「IB Advanced Teacher Certification Program」では、現役のIB教員が修士課程に在籍し、修士論文を執筆。所定の要件を満たすと「IB advanced Certificate in Teaching and Learning Research(ACTLR)」の取得申請が可能となります。
ICUで教員を目指す強みとは?
ICUでは、学部(教養学部)で「中学校教諭1種免許状」(国語、社会、数学、理科、外国語(英語)、宗教)、「高等学校教諭1種免許状」(国語、地理歴史、公民、数学、理科、情報、外国語(英語)、宗教)の取得が可能で、教職免許状取得者は年間31〜39名います(2015〜17年度、大学院含む)。
日本では、2020年の教育改革を機に21世紀型スキル(基礎力、思考力、実践力)を教授できる先生の存在は不可欠となっており、現在59校あるIB認定校(PYP、MYP、DPを重複する学校含む)に加え、今後は各都道府県にIB認定校が1校程度開校する見通しもあり、IB教員へのニーズも大きく高まっています。
ICUの強みである「バイリンガル教育」と「リベラルアーツ教育」で学んで教員免許を取得し、さらに修士課程でIB教員資格を取得すれば、社会に出るときには21世紀型教員として大きなアドバンテージとなってくれるはず。
ICUには通常より1年早く学士と修士が取得できる「学士・修士5年プログラム」もあり、この制度を活用すれば学費負担を少なく、これらの資格を取得することが可能になるのも大きな魅力ですね。
【国際バカロレア(IB)教員養成プログラム】
- 国際基督教大学大学院
- 所在地:東京都三鷹市大沢3-10-2
- 開始時期:「IB Teacher Certification Program」は2019年4月、「IB Advanced Teacher Certification Program」は20年4月開始予定
- プログラムの種類:IB Teacher Certification Program、IB Advanced Teacher Certification Program