奥会津で世界と自己の本質を探る5日間
高校生~新社会人の若者が福島県奥会津に集い、自然との向き合い方や世界と自己の本質を探る「KOTOWARI Summer Retreat(サマーリトリート)」が、2023年8月16日(水)〜20日(日)の5日間の合宿形式で開催されます。
環境問題など世界規模の諸問題に対して、外的な変革を目指すだけでなく、探究者としての先輩や同世代とともに世界の写し鏡である自分自身をありのままに内省することが本プログラムの醍醐味です。
闇雲に結論や解決策の発案を急ぐのではなく、現代社会の前提や固定観念から離れ、リベラルアーツ教育や非言語的アプローチを組み合わせながら探究の場を共創する5日間を過ごせます。
スポンサー支援により無料で参加可能
サマーリトリートを運営する一般社団法人KOTOWARIは、2021年よりスポンサーやクラウドファンディングによる支援を原資として若者が無料参加できるサマースクールを開催。
2022年度には国内外から100名近くの応募を集め、サマースクールの体験を土台に継続的な探究アプローチに取り組めるオンライン対応のWinter Fellowshipも新たにスタートしました。
2023年は25名を募集
2023年度サマーリトリートの参加対象は、高校生年代が主体となり大学生・大学院生・新社会人に至るまで15才~25才であれば応募可能です。
また、学校に所属していなくても年齢条件を満たせば参加資格があります。定員25名を目安に募集し、書類選考とオンライン面談を経て参加者の選考が行われます。
KOTOWARI Summer Retreat(サマーリトリート)2023
主催 | 一般社団法人KOTOWARI |
日程 | 2023年8月16日(水)~20日(日) |
場所 | 会津山村道場(福島県南会津町) |
対象 | 高校生、大学生、大学院生、新社会人(15才~25才) |
定員 | 25名(目安) |
参加 | 無料(プログラム費、食費、宿泊費) |
応募期限 | 7月21日(金)23時59分 |
多彩な探究者や自然との対話を通じて自身と向き合う
KOTOWARIサマーリトリートの開催地は、ありのままの自然風土に包まれた奥会津の山中に位置する山村道場。
大自然と融和した学びの場に、哲学者、文化人類学者、探究活動と向き合う起業家、著名な禅僧らをゲストスピーカーおよびファシリエーターとして招き、明確な解答を設けないレクチャーを通じて自然や世界と個人間のつながりについて参加者同士で意見交換しながら理解を深めます。
プログラム中盤には、奥会津に根付くブナの原生林でフィールドワークを実施し、ヨガや瞑想などの観念的な営みも織り交ぜて自身が抱える固定観念を外していくプロセスを体験。
ほかにも、会津の自然の恵みを味わえる有機野菜の食事や、星空の下で参加者らと焚火を囲んで語り合う時間は、従来までの世界観を刷新しうる気付きや出会いをもたらしてくれるでしょう。
以下の通り、KOTOWARIサマーリトリートは3つの心得を定めています。
中庸の在り方を知る
外的事象に左右されず、中庸の心に自己の軸を置く
現象をありのままに観る
形骸化した問題意識や解決アプローチ等から脱却し、ありのままに立ち現れる現実とダイレクトに向き合う
根底にあるつながりの認識
悠久の自然や人類史への理解を深めるなかで、自己より大きなつながりを直観し、自己認識の枠組みを広げていく
もちろん参加時点で全てまたはその一部を満たしている必要はなく、合宿期間を通じて上記のような素養や思考法を醸成することが目標です。
参加方法について
サマーリトリートに参加するには、以下の内容を7月21日(金)までにオンライン提出します。
応募フォームでは、個人情報や当プログラムの志望理由を記述したうえで、複数の問いにも回答するよう求められます。
質問では、
- この「世界」はどのようにできているか?
- その「世界」でどのように在りたいか?
に対して、応募者が自分なりに回答するほか、応募者をよく知る人物にも同じ「世界」に関する問いに答えてもらい、その内容を記述する必要があります。
さらに、双方の答えを比較し、どのような考えを抱いたかを自分なりの言葉で表現するのが最終的な質問です。
これらは書類選考の審査材料にもなるので、十分な時間を割いて納得いく回答を記述しましょう。
書類選考後にはオンライン面談も行われ、7月下旬までには最終結果が通知される予定です。
なお、プログラム参加費は無料ですが、現地(会津山村道場)までの交通費と、事前課題の書籍購入費のみ参加者側の負担となります。