マレーシア親子留学 | 実用英語が学べる幼児向け英語教室
マレーシアからこんにちは!
今回は、4歳の息子がマレーシアでのスクール探しの合間に通っていた英語教室をご紹介します。
「プレシャス・イヤーズ(Precious Years)」という名前のこちらの教室では、4歳〜小学校低学年の子どもたちが、英国式のカリキュラムで「フォニックス(Phonics)」を中心とした実用英語を学ぶことができます。
場所は、モントキアラの中心地にある便利なオフィスビルの一室。
こじんまりとしたアットホームな空間で、1クラスの定員は5人まで。1回のレッスンは1時間か2時間を選択でき、プライベートレッスンは4歳〜大人まで対応してくれます。
1週間から参加できるホリデープログラムもありますよ。
マレーシア親子留学 | 楽しみながら、正しい発音を身に付ける
マレーシアに来た当初は「日本語の幼稚園がいい!英語わかんない!」と主張していた息子ですが、この教室に通い始めるとすぐに英語が大好きになりました。
幼稚園が決まるまでの間、週3日2時間でスタートしたのですが、翌週からは「毎日行きたい」と言い出しました。
見学に行ったときから、優しい先生たちやカラフルな教材いっぱいのお部屋が気に入っていたようです。
フォニックスとは、英語の「発音とスペルの関係」を覚える方法です。英語圏では、子どもや外国人が正しい発音を容易に習得できるよう、広く使われている教育方法だそうです。
たとえば、「c」「k」「ck」はどれも、口の中ではじけるような/ck/という音になることを、簡単な歌とカスタネットをカチカチ鳴らすような身ぶりで覚えます。さらに、ぬり絵、文字書き、クイズなどで遊びながら、自然に身につけていきます。
ABCの順番ではなく、使用頻度の高い順に覚えていくので、あっという間に簡単な単語を読めるようになります。
息子の場合も、レッスンを3回受けた頃には ant、neck、pick、rest などの単語を、意味はわからなくても正しく読めるようになっていました。
発音できると意味を覚えるのも早いのか、子どもの脳はスポンジのように新しい単語をどんどん吸収していきます。
マレーシア親子留学 | 正しい文法よりも、正しい発音
アジアに暮らしていると、きれいなイントネーションや流暢な会話、ましてや正しい文法以上に必要なのは「正しい発音」だと感じます。
シングリッシュ(シンガポール訛りの英語)だろうが、マングリッシュ(マレーシア訛りの英語)だろうが、とにかく相手に伝わることが大事。
タクシーに乗って行き先を伝えたり、レストランで注文するときにも、正しい発音を意識しないと通じないことがよくあります。相手が言っていることも、発音の仕方に注目すると意味がわかる場合があります。
親である私の場合、高校が英語や国際交流に力を入れている学校で、発音に特化した授業が1科目ありました。
当時は、ひたすら発音を練習するそのクラスが、あまり楽しいとは思えませんでした。
でも、真剣にやらないとチョークが飛んでくるような(時代を感じる…)緊迫感のある名物授業だったので、日本人が苦手とする「r」と「l」の違い、「th」の発音、「er」「ar」「ir」などの違いは叩き込まれたと思います。
そのおかげで、海外で暮らしている今、正しい発音=サバイバルにも通じると実感しております!
覚えている限り、それ以外には、私は日本の小学校〜大学で「発音」や「フォニックス」をしっかりと習う機会はなかったように思います。
子どものうちに、楽しみながら正しい発音を身につけることは、きっと一生の財産になるのではないでしょうか。
息子は今の幼稚園でもフォニックスを習っていますが、この教室での成果はずいぶん大きかったように思います。
今は、同じ教室内の週末のアート&クラフトに通っています。
こちらも英語と同じ先生たちが、わきあいあいと楽しく教えてくれます。
ちなみに、代表の先生はイギリスで英語教授法を学んだインド系ローカルの素敵な方です。
それでは、また。
東京生まれ。2011年より約4年間シンガポールに滞在、2015年1月よりクアラルンプール在住。翻訳者・ライター。共訳書に「メディカル ヨガ 〜ヨガの処方箋〜」(バベルプレス)、書籍「アンコールの神々 BAYON」(小学館)、WEBサイト「シンガポール経済新聞」、「シンガポールナビ」、マレーシア在住日本人向けフリーマガジン「Weekly MTown」などに記事を寄稿。グローバルエデュ 姉妹サイト「旅キッズ」で「てくてくシンガポール」を連載。