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両大学の強みを活かした連携に注目
「筑波大学」と「国際基督教大学」(ICU)は、キャンパス機能を相互に共有する大学間連携協定「Campus-with-Campus」を締結したことを、2016年4月6日に発表しました。
筑波大学は2014年度スーパーグローバル大学(SGU)タイプA(トップ型)に、ICUはタイプB(グローバル化牽引型)に選ばれており、筑波大学では海外大学や企業や研究所、附属高校などと連携した協働教育を行う「Campus-in-Campus」構想を掲げていました。
連携の背景には、今後急速に少子化が進むことから、優秀な学生を確保していくために相互の大学の資源や強みを活かした取り組みを強化する必要があるとの判断があったため。
ICUは、英語で授業を行う科目は充実しているものの、とくに理系・医学医療系分野などの専門教育への体制は不十分であり、幅広い分野で専門性の高い教育を実施している筑波大学は、英語による教養教育の実施が不十分な状況にあります。
そこで、「Campus-with-Campus」では、両者の教育研究資源を積極的に活用することで、学生・教職員の流動性を高め、教育研究力を向上させる取り組みを展開し、両大学におけるトランスボーダー化を推進していきたいとしています。
学生たちは、筑波の医学医療系やスポーツ科学系等の卒業研究指導を受けたり、ICUの基礎科目(英語開講科目中心)を履修できるほか、海外留学における協定校を相互に留学することも可能となります。
この協定では受け入れ人数の制限は設けていないそうなので、多くの学生がさらなる可能性に挑戦する環境を享受できるのは魅力ですね。
【大学間連携協定「Campus-with-Campus」】
- 調印:2016年4月6日
- 締結校:筑波大学、国際基督教大学