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IB学習者の負担を軽減
文部科学省は、学校教育法施行規則を改正し、「国際バカロレア」(IB)のDP課程と学習指導要項の両方をムリなく履修できる特例措置を、2015年8月ごろに交付・施行する予定であることを発表しました。
対象となるのは学校教育法第1条に規程されている学校(一条校)で、それ以外のインターナショナルスクールなどは該当しません(当然ですが…)。
具体的には、
- 学校設定教科・科目として設置したDP科目を、卒業に必要な単位数として算入できる上限を20単位から36単位に拡大
- 英数理の必履修科目および総合的な学習の時間は、関連するDP科目の履修をもって代えることができる
- 国語以外の教科は、英語による指導を行うことができる
なお、高校卒業に必要な単位数は、最低74単位からとなっています(学校により異なる)。
これらの措置により、DP以外の授業にかける負担が軽減されることになるので、探究型で多くの時間が必要となるDP学習には朗報といえますね。