日本人ではふたり目の快挙
世界の優れた教師を選ぶ「The Global Teacher Prize(グローバルティーチャー賞)2018」のトップ50名に、2017年12月、日本人で唯一「滋賀県立米原高校」の教諭、堀尾美央さんが選ばれました。
この快挙は、2016年にトップ10に選ばれた工学院大学附属中学校(東京・八王子市)の髙橋一也さん以来、日本人ではふたり目となります。
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「教育界のノーベル賞」とも呼ばれるThe Global Teacher Prizeは、英国の教育団体「バーキー財団」が毎年主催しているイベントで、もっとも優れた先生には賞金100万ドルが授与されます。
2月にトップ10が発表
4年目となる2018年は、2017年10月8日(日)に締め切られるまでに、世界173ヵ国から約3万件の応募(推薦含む)があったそう。2月にファイナリスト10名が選ばれ、3月18日(日)にドバイで開催される授賞式で優勝者が発表される予定です。
堀尾さんは、スカイプでケニアやベトナム、スペインなど25ヵ国以上のコミュニティとつながり、米原高校において交流授業を行なっているほか、全国でスカイプの体験型授業学習会を開催するなど、革新的な教育方法やその取り組みが評価されました。
なお、堀尾さんはこれまでにも、JICAが主催する「グローバル教育コンクール」において、「“Skype in the Classroom”: Skypeを活用した普遍的なグローバル教育」という取り組みで、「2016年度独立行政法人国際協力機構理事長賞」を受賞しています。
現在は、カンボジアの学校と連携し、もっとも貧しい地域の子どもたちが英語を学び、コミュニケーションスキルを向上させ、仕事の選択肢を増やす支援するも行なっているそうです。
【The Global Teacher Prize(グローバルティーチャー賞)2018】
- 主催:バーキー財団
- 応募総数:約3万件(世界173ヵ国)
- 応募締切:2017年10月8日(日)
- トップ50発表:2017年12月
- トップ10発表:2018年2月
- 授賞式:2018年3月18日(日)