英検2級レベルからIELTS6.0を取得し、ニュージーランドのオークランド工科大学へ進学したwingさん。
高校2年の秋から約1年間でスコアを伸ばした背景には、明確な目的意識と、仲間と励まし合う環境がありました。“勘では通用しない”IELTSを通じて身につけた学びの力を紹介します。
👉 IELTSのスコアの仕組み・CEFR換算表・英検やTOEFLの違いについて → IELTS完全ガイド
IELTSを選んだ理由
Wingさんは郁文館グローバル高校に通っていました。この学校の特徴は、英語圏への1年間の留学が必須であること。
Wingさんも1年間の留学を経験し、IELTSの対策を始めたのは高校2年の秋から。当時の英語力は英検2級〜準1級レベルでした。
海外大学進学を目指し、ニュージーランドの大学が指定するIELTSスコアの取得に挑戦しました。
wingさんIELTSは英検の上位互換という印象でした。でも、実際に受けてみると“勘でなんとかなる”試験ではなかったです
初めてIELTSを知ったのは高校の先生から。大学進学に必須のテストとして案内され、IELTS Academicを東京都の会場で受験しました。
初めて訪れた試験会場は「雑居ビルの中」という印象で、形式に慣れるまで時間がかかったといいます。
学習は独学+留学中の実践で
高校2年の秋に勉強を始め、高校3年のうちにOverall 6.0(L6.0 / R5.5 / W6.0 / S6.5)を取得。勉強法というより、学習環境そのものが成長を支えてくれたと振り返ります。



同じ目標を持つ仲間がいたことが大きかったです。モチベーション維持は環境の力が大きいですね
“真のアカデミック”を体感した試験
IELTSを通して印象に残っているのは、「真のアカデミック」な内容だったこと。語彙や構文の知識よりも、「論理的に考え、表現する力」が問われる試験だったといいます。
また、リーディングを苦手としていましたが、得意分野を伸ばす方針でバランスを取っていきました。
難しかったのは、時間配分と試験形式への慣れ。何度も問題を解きながら、出題傾向を体に覚えさせていったそうです。
続けられた理由と、得た力
モチベーションの源は「明確な目的」。進学先であるAuckland University of Technology(オークランド工科大学)への思いが支えになりました。
IELTSは、大学進学のための“プレシーズンマッチ”のようなもの。情報収集力、表現力、国際的な視野が確実に伸びたといいます。



目標の大学を再確認することで、学習を継続しました。楽観的に自分を眺めることが、IELTS学習でも役立ちました
これから受験する人へのメッセージ
IELTSは難しかったけれど、取得してからが本番です。英語を学ぶことは目的ではなく、その先を楽しむための手段。迷っているなら、まず挑戦してみてください。
💡 まとめメモ
- 学習期間:1年間(独学+セブ留学1ヵ月+現地での学習)
- 得意技能:スピーキング
- 苦手技能:リーディング
- 克服法:得意な分野を伸ばしながらバランスを取る
- IELTSで得た力:情報収集力・表現力・国際的な視野
- 印象に残った言葉:「大学進学のためのプレシーズンマッチ」
📍目的を明確に持つことが、挑戦を最後まで支える力になります。wingさんの1年間の学びは、「環境」と「意志」があれば、海外大学進学への道は開けることを教えてくれます。








その先を楽しむための手段です