上智大学SPSF | 多様性豊かな学生が在籍する英語学位コース
「上智大学」SPSF(Sophia Program for Sustainable Futures)は、持続可能な未来社会やSDGsに貢献できる人材育成を目指し、専門的かつ学際的なカリキュラムを採用した英語による6学科連携コースです。
SPSFは、文科省が推進する「スーパーグローバル大学創成支援事業」の一貫として2020年度より段階的にスタート。
2022年度にはSPSFの経営学科が開設されたことで、構想どおりの6学科体制が成立し、海外出身者を多く含む多様性豊かな150名以上の学生が在籍しています。
上智大学SPSF概要
学費 | 2023年入学1年生/155万650円(入学金20万円含む) |
学生寮の有無 | あり(世田谷区祖師谷、新宿区信濃町など) |
SPSF学生数 | 150名以上 |
所在地 | 東京都千代田区紀尾井町7-1 |
開設年 | 2020年 |
学期制 | 9月入学セメスター、クォーター併用制 |
SPSF開設学部 | 文学部、新聞学科、総合人間科学部、教育学科、総合人間科学部、社会学科、経済学部、経済学科、経済学部、経営学科、総合グローバル学部、総合グローバル学科 |
上智大学SPSF | 英語学位プログラムにふさわしい学びを提供
入学要件として日本語能力はいっさい問わず、とくに海外の高校生やインター生が合わせやすい秋入学の学期システムを採用。
上智では3番目の英語学位コース
従来から国際性に定評がある上智大学において、SPSFは「国際教養学部」、「理工学部英語コース」に続く3番目の英語学位コースとして注目されています。
サステナブルな未来づくりを掲げるSPSFは、学科ごとの専門性を深めながら、学際的アプローチにより広い視野や批判的・創造的思考力を養える教育環境を提供。
国際教育のパイオニアならではの教育環境
現状、SPSFは新設して間もないプログラムですが、上智大自体は1949年より英語を使った教育課程を採用する国際教育のパイオニア的存在です。
そのため、外国人教員比率や英語による授業数なども、SPSFにおいては英語学位プログラムにふさわしい水準が整っています。
SPSF生の国籍比率は、2023年時点で日本人64パーセントに対して外国籍が36パーセント。日本人以外では、韓国(12名)、米国(11名)、中国(8名)の出身者が多数を占めています
国際教養学部よりも専門性のある学位
また、文系科目中心の学際的な英語プログラムという観点から、国際教養学部との差別化も気になるかもしれません。
SPSFでは出願時点で所属する学科(新聞学科、教育学科、社会学科、経済学科、経営学科、総合グローバル学科)を選び、卒業に際しては7つの専門分野に応じた異なる学位を取得。
いっぽう、リベラルアーツ・カリキュラムに準じる国際教養学部は、2年生以降に3つの専門分野へわかれるものの、いずれの専攻に進んでも卒業時には「国際教養」の学位が授与されます。
出願時に6つの学科から選択
SPSFでは以下の6学科を出願時に選択し、卒業時はそれぞれの専門分野に応じた学位を取得することができます。
総合グローバル学科のみ、専門的に学んだ分野によって国際関係論または地域研究に学位がわかれます。
なお、SPSF生の場合、日本語による講義は最大24単位まで卒業要件に算入が可能です。
- 新聞学科…B.A. in Journalism
- 教育学科…B.A. in Education
- 社会学科…B.A. in Sociology
- 経済学科…B.A. in Economics
- 経営学科…B.A. in Management
- 総合グローバル学科…B.A. in International Relations(国際関係論)、B.A. in Area Studies(地域研究)
4年間の学習フロー
- 1年生…持続可能な未来社会を考察するうえで基礎となる方法論や理論の学習
- 2~3年生…各学科の専門分野を学びながら、アカデミックな視点で課題解決に向き合う
- 3~4年生…グループワーク型の演習に取り組み、より実践的なスキルを向上
上智大学SPSF | 入学に必要な学力や英語力について
学校教育における12年以上の課程の修了者および修了見込みの人であれば、国籍や所在地に関わらずSPSFに出願できます。
出願要件について
出願要件として、高校の成績や各提出試験のスコアの最低ラインは設定されていません。
志願者は以下のいずれかの公式試験結果や国際資格を提出するよう求められます(SATとACTは2年以内の受験結果)。
- SAT(Reading&Writing, Math)
- 経済学部志願者のみ、オプションでSAT科目別テストのMath 1, Math 2を提出可能
- ACT with Writing Scores
- IBDP(6教科のフルディプロマ, Predicted Gradeも可)
- GCE A-Level(3科目以上)
英語能力証明としては、TOEFLまたはIELTSスコアを提出する必要があります。
合格率、合格者数、出願期限、提出書類
合格率 | 53%(2022年度) |
合格者数 | 178名(2022年度) |
出願期限 | 第1期募集締切/2023年12月8日、第2期募集締切/2024年4月3日 |
提出書類 | オンライン出願フォーム、英文エッセイ(出願理由を500字程度)、成績証明書(日本の高校は調査書)、高校卒業(見込)証明書、学力試験スコア(SAT, ACT, IBDP,GCE A-Levelのいずれか)、TOEFLまたはIELTS公式スコア、推薦状2通 |
出願料 | 3万5000円 |