東京12/21、大阪12/22慶應NY学院説明会に申し込む

【海外大進学03】世界有数の名門大学が揃う2大留学先の教育制度をチェック<英国&豪州編>

PR

「海外の大学で学んでみたい」ーー世界からの仲間たちと切磋琢磨し、学問を追究するなかで、ひと回りもふた回りも成長するーーそんな未来の自分の姿を思い描いている中高生が増えています。国によって受験事情や留学に必要となるコストなど、大学を選ぶ基準は異なっているため、最適な進路を見つけることは簡単ではありませんが、この受験ガイドを通じて、どの学校に通っていても・どこに住んでいても「海外大学を目指せる可能性は自分のなかにある」と、気づいてくださいね!


海外大学進学を視野に入れた進路をサポートする、学びのプラットフォーム

進路に役立つさまざまな教育プログラムを網羅するほか、個別の進路相談やサポートも受け付け中。最新のプログラム情報はメルマガでチェック!

Contents

イギリス・オーストラリアに留学する魅力とは?

イギリスとオーストラリアの大学は、その歴史的な背景から教育制度が共通しているところもたくさんあります。そこで今回は、英・豪両国の大学に進学する魅了について、まとめて紹介していこうと思います。

両国ともに質の高い教育を提供

イギリスには100弱、オーストラリアには43校の大学がありますが、それらのほとんどが(広義で捉えれば)国公立大学となります。

英・豪で共通しているのは、いずれの教育機関も政府や教育団体が定めた厳しい基準を満たしているため、質の高い教育を提供している点です。

「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」(THE)の「世界大学ランキング2018」トップ100には、英国は総合1位の「オックスフォード大学」を筆頭に12大学、豪州は32位の「メルボルン大学」をはじめとする6大学がランクイン(日本は「東京大学」と「京都大学」の2大学のみ)。

オックスフォード大学の一角をなすカレッジ「クライストチャーチ」(Photo by delfi de la Rua on Unsplash)。

イギリスは、過去数百年に渡り世界から留学生を受け入れてきた実績・環境が備わっており、アメリカにつぐ世界で2番目に多くの留学生を受け入れています。

オーストラリアでも、法律で質の高い教育と留学生の保護を推進しており、世界で3番目に多くの留学生が学ぶ人気の留学先です。留学生のための教育サービス「ESOS」(Education Services for Overseas Students)は、教育機関から提供される情報やサービス内容について知る権利や、教育機関がしかるべき教育の提供を行えなかった場合に払い戻しを受ける権利を保証しています。

また、一部の大学は東南アジアなどに分校を持っておりオーストラリア以外の地域でオースとアリア品質の環境の中、学ぶこともできます。「モナシュ大学 Monash University」(マレーシア)、「ジェームスクック大学 James Cook University」(シンガポール)が有名です。

英・豪の大学は3年制

また、英・豪の大学は3年制であることも、日本の大学とは大きく異なる点です(学部によって年数が変わる場合あり)。アメリカのように1年次に一般教養を学ぶ必要はなく、入学直後から専門課程から始まるので、学びたい学問が決まっている人にはより長く深く学べる環境が大きな魅力となっています。

ただし、一般的な日本の高校を卒業した場合は、直接専門課程に進むことはできず、大学付属のファウンデーションコースなどで教養科目を学び、入学基準を満たしてから大学(専門課程)に進学するため、卒業までには実質4年程度必要となります。なお、国際バカロレアを英語で取得している場合は、スコアによりますがそのまま専門課程に進むことができます。

このように共通点の多い英・豪の大学ですが、それゆえにどちらの国を選べばいいのかーーと思われる人もいるかもしれません。その場合は、卒業後どうしたいのかをイメージしてみてください。EUで活躍したいのならイギリスや欧州圏内で学び、アジアやオセアニア地域で活躍したいのであればオーストラリアの大学を選ぶといいでしょう。

「どうしても卒業後は現地で働いてみたい」という人には、オーストラリアが注目です。大学卒業後「Post Study Work stream」という卒業生ビザを取得することで、学士号ならば2年間現地で働くことができます。

イギリス・オーストラリアでは何を学ぶ?

英・豪にはアメリカやカナダよりも研究が進んでいる大学もあり、非常に魅力的です。

イギリス発祥の学問には、国際社会において発生するさまざまな事象について分析・研究を行う「国際関係学 International relations」、地球社会の開発課題を研究する「開発学 Development Studies」があります。発展途上国を訪問して井戸を掘ったり、インフラ整備のサポートをするフィールドワークなどを通じて、より深い学びを得ることができるでしょう。ほかにも、理工学、文学、教育学、経済学、ビジネスも有名です。

オーストラリアらしい学問としては、その地理的環境から「南極の研究 Antarctic Research」が有名で、南極の永久凍土やオゾン、動物学、生物の研究が行われています。また、国土が海に囲まれているため「海洋学 Oceanography」も盛んで、たとえば「ジェームスクック大学」(クイーンズランド州)のように研究用の島を持っている大学もあります。このほか、観光学、環境学、動植物学、建築学も有名です。

英・豪の名門大学を知ろう

日本ではあまり知られていませんが、英・豪にはアメリカの名門私立大学を総称する「アイビーリーグ IVY League」に相当する、名門大学グループが存在しています。

イギリスは、研究型公立大学24校から構成される「ラッセル・グループ Russell Group」が有名です。

<ラッセル・グループ>

  • バーミンガム大学 University of Birmingham(バーミンガム市)
  • ブリストル大学 University of Bristol(ブリストル市)
  • ケンブリッジ大学 University of Cambridge(ケンブリッジ)
  • カーディフ大学 Cardiff University(カーディフ、ウェールズ)
  • ダラム大学 University of Durham(ダラム市、ストックトン・オン・ティーズ市)
  • エディンバラ大学 University of Edinburgh(スコットランド、エディンバラ)
  • エクセター大学 University of Exeter(デヴォン州エクセター)
  • グラスゴー大学 The University of Glasgow(スコットランド、グラスゴー市)
  • インペリアル・カレッジ・ロンドン Imperial College London(ロンドン)
  • キングス・カレッジ・ロンドン King’s College London(ロンドン)
  • リーズ大学 University of Leeds(ウェスト・ヨークシャー州リーズ市)
  • リヴァプール大学 University of Liverpool(リヴァプール)
  • ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス London School of Economics and Political Science(ロンドン)
  • マンチェスター大学 The University of Manchester(マンチェスター)
  • ニューカッスル大学 Newcastle University(ニューカッスル・アポン・タイン市)
  • ノッティンガム大学 University of Nottingham(ノッティンガム市)
  • オックスフォード大学 University of Oxford(オックスフォード)
  • クイーン・メアリー(ロンドン大学) Queen Mary University of London(ロンドン)
  • クィーンズ大学ベルファスト The Queen’s University Belfast(北アイルランド、ベルファスト)
  • シェフィールド大学 The University of Sheffield(サウス・ヨークシャー州シェフィールド市)
  • サウサンプトン大学 University of Southampton(サウサンプトン)
  • ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン University College London(ロンドン)
  • ウォーリック大学 University of Warwick(ウェスト・ミッドランズ州コヴェントリー市)
  • ヨーク大学 University of York(ノース・ヨークシャー州ヨーク市)

オーストラリアは、世界から優秀な学生が集まり質の高い学びが得られる「オーストラリア8大学 Group of Eight」(Go8)から選ぶといいでしょう。

<オーストラリア8大学>

  • オーストラリア国立大学 The Australian National University(オーストラリア連邦)
  • シドニー大学 The University of Sydney(ニューサウスウェールズ州)
  • メルボルン大学 The University of Melbourne(ビクトリア州)
  • クイーンズランド大学 The University of Queensland(クイーンズランド州)
  • アデレード大学 The University of Adelaide(南オーストラリア州)
  • ニューサウスウェールズ大学 University of New South Wales(ニューサウスウェールズ州)
  • モナシュ大学 Monash University(ビクトリア州)
  • 西オーストラリア大学 The University of Western Austral(西オーストラリア州)

どんな受験勉強が必要?

先述のように、英・豪の大学は基本3年制ですが、日本の普通の高校に通っている人の多くは、大学入学前にファンデーションコースで教養科目を学びます。

ファンデーションに入学する際には、各コースの要件である英語力と高校の3年間の成績が重要となり、大学が求める基準より緩くはありますが、おおよそ成績は3.0〜4.0以上、TOEFL®60〜80点、IELTS®4.5〜6.0点程度が必要になります。

ファンデーションコースでは、履修する科目の60〜80パーセント以上の成績を取得し、希望大学の学部要件に合えば大学に進むことができます(基準に満たない場合は、ほかの大学を選択できるコースもあり)。受講期間は、10ヵ月間や12ヵ月間を選ぶ人が多いですが、それぞれの学習ペースや入学時期に合わせて選択するといいと思います。 英語が得意で学習スタイルが確立されている人は8ヵ月間コースでもいいかもしれません。そのぶん、学費や生活費を抑えることができます(大学によって機関が異なる場合あり)。

なお、ファンデーションコースのほかに、学部などによっては「ディプロマコース」や「プロフェッショナルコース」という形態をとる場合もあるため、希望の大学については注意深く情報収集することをおすすめします。

国際バカロレアを取得している人は、直接大学への受験が可能となり、英国の場合は総合出願機関「UCAS」(The Universities and Colleges Admissions Service)から、オーストラリアの場合は直接大学のサイトからオンライン出願します。

ちなみに、日本の大学から編入することも可能です。日本の大学を1年で終了し、英・豪の大学1年生に編入しその後3年で卒業する人もいます。ただし、日本の大学で履修した科目が編入のために単位変換ができるかは、それぞれの大学により異なります。

必要となる学費は?

英・豪の大学の学費は、イギリスは年間約145万〜430万円、オーストラリアは約300~400万円程度が目安となります(医療系や理系、工学系はより高額となる)。

両国とも大学対象の奨学金は少ないのですが、大学独自の奨学金や財政援助制度に応募することはできます。

日本国内には、「JASSO」(日本学生支援機構)が2017年度にスタートした年間最大390万円が支給される「海外留学支援制度(学部学位取得型)」、理系の学生ならば江副財団主催「リクルートスカラシップ 学術部門奨学金」もあるので、狙ってみるといいでしょう。

<英国・豪州留学Q&A>

Q. 両国の大学で、専門課程を変更したい場合は、どうすればいいでしょうか。一からやり直しということになりますでしょうか

A. 大学で進路を変更することは可能です。単位互換できますが、足りない科目は追加で履修することになるためそのぶん費用が掛かります。


Q. イギリスの大学を出ても、留学生は現地で就職することはかなり難しいと聞いています。卒業後、イギリスでの就労はほぼムリなのでしょうか。

A. どの国でもそうですが、就労は可能です。現地で仕事に就くには、大学時代に何を学び、どんな課外活動や研究をしたのかが重要です。UKで学び、UKで働きたい人は、在学中から自己分析や企業研究をしっかり行い、企業から欲しいと思われるスキルを身につけたり、研究や課外活動をしたり、インターンなどをしてください。また、キャリアフォーラムなどの就職活動のイベントにも顔を出すことで、就職するにあたりさまざまな情報を得ることができます。

回答者/辻村慎乃介さん(ベネッセコーポレーション英語・グローバル事業開発部グローバルラーニング課)

自身の英語学習や留学経験を活かし、英語学習カウンセラーとして1万件以上のカウンセリングを担当。現在は、「Global Learning Center」(GLC)で海外大や国内国際系大学受験のための出願指導を行っています。サポートした国は、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、シンガポール、マレーシア、香港、中国、韓国、ドイツ、オランダ、フランス、アラブ首長国連邦など。

<海外大学につながる、GLCでの学び>

GLCでは、TOEFLやSAT対策だけではなく、物事の考え方や伝え方、Logical ThinkingやCritical Thinkingも学べるため、大学に進学してからも授業で発言したりレポートを作成するのにも役立ちます。また、エッセイ対策で行う自己分析や自己探究は、学問の履修の際にはもちろん、インターン、就職活動の際にも生きています。

提供○Global Learning Center

TOEFL and TOEFL iBT are registered trademarks of Education Testing Service(ETS). This web page is not endorsed or approved by ETS.

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

新しい学びに挑戦!
Contents