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チャレンジレポート⑧ |AIG高校生国際交流プログラム

山本峰丸さん(神奈川・聖光学院高校3年生)


中高生レポーター

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AIG高校生外交官│米国で「視野を広げたい」と応募

はじめまして! 聖光学院高校3年生の山本峰丸と申します。今夏、「AIG高校生国際交流プログラム(HSD/渡米プログラム)」に参加したので、その紹介をします。

「AIG高校生国際交流プログラム」(High School Diplomats、HSD)は、高校生40人が夏休みの3週間、「高校生外交官」として渡米する参加費無料のプログラムです。

首都ワシントンD.C.やニューヨークでの政治機関や観光地の訪問、現地家庭でのホームステイ、さらにはアメリカの高校生たちと名門・プリンストン大学の寮での共同生活などが含まれています。

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HSDは、1月〜3月の間に申し込みと選考(書類および英語試験や英語での面接など)があります。私の場合、12月中旬にFacebookでHSDの広告を偶然見かけ、すぐに応募を決意しました。

政治的、経済的に世界をリードする米国の省庁や国際機関を体感し、同世代の米国高校生の世界観を知ることで、自分の視野を広げたいと思ったからです。

1月末に応募書類を提出し、3月上旬に面接試験とトントン拍子に進み、3月末にはHSD2017の一員として選ばれました。

4月からはスカイプ越しに他のメンバーと相談を重ね、グループプレゼンテーションと日本文化紹介イベントの事前準備をしました。

では、3週間のプログラムについて詳しく紹介していきます!

AIG高校生外交官│まずはワシントンD.C.を訪問

都内での2泊のオリエンテーションキャンプを終えると、いよいよ米国に向けて飛び立ちます。

まずは、ワシントンD.C.に行き、「連邦議会」や「ホワイトハウス」、「国務省」「国防総省」「リンカーン記念堂」などを訪れました。その中でもいくつか印象的だったところをピックアップしてご紹介します。

「Freedom is not Free」

これは、朝鮮戦争記念碑の石板に刻まれていた文字です。「現在の平和と自由が先人の犠牲の上に成り立っている」ことをわざわざ石碑に刻んで強調しているところに、軍事大国アメリカの意思を感じました。

また、この石碑の近くに林立していた、いかめしい兵士の石像群を見て、戦争の重さを実感させられました。

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外交官に必要な資質

国務省の会見ルームでは、官僚の方との懇談させていただきました。「外交官として重要なことは何か」と聞いてみたところ、一番大事なのはコミュニケーション能力でも、国際感覚でもなく「自国を知ることだ」とおっしゃっていたのが印象的でした。

「自国の歴史、文化、社会問題などに精通することで、初めて他国を知る上での基準が出来るからだ」と、他国駐在時の経験談も交えながらお話いただき、改めて、私自身も深く日本のことを知らなければいけないと痛感させられました。

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ペンタゴンの内部

世界最強の軍隊、米軍を司る「国防総省(ペンタゴン)」も訪問しました。

女性の軍人さんに内部を案内していただきましたが、意外にもイメージしていたようなものものしい雰囲気ではありませんでした。

むしろ、コンビニやメガネ屋、薬局などが並び、たくさんのエスカレーターがある様は、まるで内装が綺麗なデパートのようでした。

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AIG高校生外交官│4人兄弟のいる家庭にホームステイ

ワシントンD.C.ツアーが終わると、続いてホームステイです。

私はヴァージニア州のGurdak家に、他の日本人メンバー2人とステイさせてもらいました。

弁護士のお父さん、お母さん、そして4人兄弟の6人家族でした。

日中は、「スミソニアン博物館群」やお父さんの職場、ショッピングなどに連れて行ってもらい、アメリカの歴史や生の雰囲気に触れました。とくに、国立博物館で戦時中の日系人の暮らしを扱ったコーナーは興味深いものでした。

夜は、兄弟たちとトランプやビデオゲームに興じ、まるで本当の兄弟であるかのように一緒にはしゃぎました。

でも、遊びだけでなく、勉強の悩みや将来の夢について真摯に話し合ったりもして、国は違えどやはり同じ中高生だなと共感が湧きました。

AIG高校生外交官│生きる意味を考えたニューヨーク

続いてはニューヨークツアー。

「国際連合本部ビル」や「自由の女神像」、「NY近代美術館」「AIG本社」「9.11記念博物館」などを訪問しましたが、こちらもいくつかピックアップしてご紹介します。

9.11記念博物館

2001年同時多発テロの際の生々しい映像や写真、遺物に加え、テロの背景や事件後の米国のテロとの戦いを展示していました。

木っ端微塵になった遺物や、リアルな映像を見て呆然とさせられるとともに、科学技術の高度化により、一瞬で人間の手で大惨事を引き起こすこともできるという事実を思い知らされ、生きる意味を深く考えさせられました。

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空手がボクシング

ハーレム地区(黒人居住地区)の小学校では、黒人の小学生たちに日本文化紹介イベント(出国前に準備していたものです!)を開催しました。

私たちは、ソーラン節、ダルマさんが転んだ、空手などを教えました。

私のいた空手ブースには多くの子どもが集まり、英語がうまく通じず四苦八苦しつつも、実演することで何とか理解してもらうことができ、心が通じたかなと思います。

ただ、空手をやっていたはずなのに、途中で空手の突きではなく、ボクシングのパンチで乱戦に……(笑)

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AIG高校生外交官│プリンストン大の学生寮で共同生活

NY観光後は、名門「プリンストン大学」の寮へ移動。米国人高校生40人と合流し、共同生活しました。

10日間の間に、文化交流会やプレゼン、国際問題を扱った討論会など、さまざまなアクティビティーを通して、アメリカ人高校生の高い志や政治観などに刺激を受けましたが、ここでは交流中の学びと気づいたことを書こうと思います。

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先入観を捨てて交流

Exchangeも1週間近く経った頃、ルームメイトとの会話のネタが切れてきてしまいました。しかし、無意識のうちに期待していた「アメリカ人=おしゃべり」という先入観を捨て「もっと会話をしよう」と提案し、思っていたことを互いに打ち明けあったことで意思疎通が劇的に改善され、また一段と仲良くなることができました

アメリカ社会の寛容さ

国際問題討論で、「性差別問題」を議論していた時に、ルームメイトから「学校で約10パーセントの生徒がLGBTをカミングアウトしていて、大半の生徒や教員はLGBTを受け入れている」ということを聞きました。

まだまだLGBTへの認識が広まっていない日本と比較して、個人への尊重意識の高さに衝撃を受けました。

Exchangeはわずか10日間でしたが、上記のような難しい時事問題から、学校生活や普段の悩みなどたわいのない話までいろいろなことをルームメイトと相談、議論しました。

別れの時には思わず涙をこぼしそうになるほど、言語の壁を超えた濃密な関係を築くことができました。このExchangeこそ、HSDの一番のポイントと言っても過言ではないと思います。

AIG高校生外交官│真の国際人に近づけるプログラム!

このプログラムでは、米国社会の多様性の底力を所々で体感することができただけでなく、言語や文化の壁を超えた真の友情を築くことができ、私にとって大きな財産になりました。

このプログラムは、真の国際人になりたいと考えている人に最適です。参加したら、素敵な出会いと新しい学びが必ず得られます!

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