世界の大学から進路を選べる奨学金
「独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)」は、「2022年度海外留学支援制度(学部学位取得型)」への応募を、2021年9月6日(月)~10月15日(金)の期間で受け付けています(事前登録は~10月7日13時まで)。
支援期間は原則4年間(学部入学前に留学生全員が大学入学準備コースを修了する必要がある大学へ留学する場合は、当該コースの年数も含めて支援)。学部・修士一貫課程については、学士の学位取得にかかる期間のみ支援するそうです。
対象となるのは、2022年度(2022年4月1日〜23年3月31日に開始される留学)に海外大学に留学予定の高校3年生に該当する人、卒業3年以内の人など。採用予定人数は未定ですが、2017年度は33名、18年度〜21年度は各45名が採用されました。
ここ4年間は毎年45名を採用
対象となるのは、日本国籍を有する人または日本への永住が許可されている人(特別永住者を含む)で、日本の高校等を2021年度に卒業し、高校等から推薦状を取得できる人。
また、応募締め切り日から過去2年以内に受検した語学試験のスコアが英語ではTOEFL iBT80点またはIELTS 6.0以上、高校での全履修科目の評定平均値が5段階で3.7以上に相当すること、家庭の所得が原則2000万円以下であることなど(詳しくは募集要項で確認を)。
月々の支給金額は留学先により異なり、11万8000円(サンフランシスコ、シンガポール、ジッダ、ジュネーブ、ニューヨーク、パリ、モスクワ、ロサンゼルス、ロンドンなど)、8万8000円(北米、欧州、中近東(一部都市を除く)、7万4000円(クアラルンプール、サンクトペテルブルク、シドニー、ジャカルタ、ソウル、バンコク、プラハ、ブダペスト、マニラ、メルボルン、ヤンゴンなど)、5万9000円(カイロ、ケープタウン、サンパウロ、上海、台北、ナイロビ、北京、メキシコシティなど)。
さらに、上記の奨学金とは別に授業料は1万ドル相当までは実費額を支給し、1万ドル相当を超える場合は250万円を上限に追加支援される可能性もあるそうです(他の奨学金等との併給可能)。
応募方法は、日本学生支援機構のオンラインシステムから事前登録を済ませ、応募書類、調査書・推薦書・語学テストの証明書・卒業見込証明書などを応募期間中に提出。
書面審査(1次審査)の結果は2022年1月上旬をめどにオンラインシステム上にて通知され、通過した人は1月22日(土)または23日(日)のいずれかにオンラインで実施される面接に進みます。採否は、3月上旬に通知される予定。
くわしくは、日本学生支援機構「2022年度海外留学支援制度(学部学位取得型)」ページで確認してください。
【2022年度海外留学支援制度(学部学位取得型)】
- 主催:独立行政法人日本学生支援機構
- 対象:2021年度に高校などを卒業・修了する人、応募締切日までに高校などを卒業後3年以内の人
- 支援予定人数:未定(2021年度は45名採用)
- 事前登録期間:2021年9月6日(月)~10月7日(木)13時
- 応募期間:9月6日(月)~10月15日(金)13時