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進路ナビ④ | 志望大学に特別入試枠がない…インターナショナルスクール生でも一般受験できる?

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お悩み:インターナショナルスクール生の受験について

高校から、英語圏のインターナショナルスクールへの留学を考えています。

海外のインターナショナルスクールを卒業した場合でも、日本の大学受験はできるのでしょうか?

回答:念のため受験資格の確認を

日本の高校を卒業していなくても、日本の大学を受験することはできます。

どの大学でも、募集要項に「出願資格」についての記載があり、この出願資格に、日本での教育を受けていたのであれば「小学校から高校までの12年間の通常の課程を修了したこと」という条件があります(大検は別条件となります)

海外の学校を卒業した生徒については、外国において「学校教育における12年間の課程を卒業した者、または卒業見込みの者」というような条件が書かれています。

あるいは「その国の統一試験を受けている者」「国際バカロレア資格、アビトゥーア資格(ドイツ)、バカロレア資格(フランス)を所持している者」という場合もあります。

つまり、通常は12年の教育課程を修了していれば出願資格はあるとみなされるはずです(12年間に日本での教育期間が含まれていても問題ありません)。

ただし、大学によって出願資格は細かな点で異なるので、留学前に志望大学に確認をしたほうが安心です。

アメリカ、カナダ、オーストラリアなどでは問題ありませんが、教育システムが日本と大幅に異なる国の現地校に通う場合、日本での受験資格が得られるかどうか、かならず事前に大学や現地の大使館に確認をしてください。

現在、教育の国際化が進んでいることから、帰国生の扱いも各大学で大きく変わってきており、海外から帰国する子どもたちに門戸が広げられる変更となっています。

一般受験の場合、受験科目がかならずしも現地の学校で実施されているとは限らず、また、受講できても内容が日本の入試範囲内とは限りませんので、現地校での勉強と受験勉強を同時に行うことになります。

これはとても大きな負担になるので、少しでも効率よく学習を進められるよう、大学や入試に関する情報をしっかりと集めるようにしてくださいね。

また、海外から出願する場合、一般受験が可能でも提出する書類が異なる場合があるので、早めに確認をしてください。

受験システムが異なる海外では、日本の大学が要求する書類を現地校に作成してもらうのにとても時間がかかってしまう場合があります。

郵送にも時間がかかりますので、海外からの受験準備はすべて早めに動くのが鉄則です。

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