イスラエルで挑戦するグローバルなプログラム
「イスラエル・テクニオン工科大学 Technion – Israel Institute of Technology」(イスラエル・ハイファ地区)は、世界中の高校生を対象としたサマープログラム「ハイファ・ティーン・テック HAIFA TechTeen 2019」への参加者を、2019年3月15日(金)まで募集しています。
HAIFA TechTeenは、イスラエルのハイテク産業の次世代イノベーターと研究者の育成を目的に2017年にスタート。今年で3回目の開催となり、2019年は7月16日(火)〜24日(水)の9日間に渡り実施されます。
2019年はイスラエルの国内外の高校生70名を募集しており、グローバルではすでに締め切られていますが、今回は日本人の高校生2名に特別枠を設けての募集となります(高校からの推薦状が必要となるので、応募日程の調整に留意を)。
これまでも世界からの高校生が参加していますが、アジアからは中国・台湾・ベトナム・カザフスタンから参加しており、今年は日本人1名が参加する予定です。今回の日本人枠2名は、多数の応募があった場合は、選考委員会が所属高校からの推薦状をもとに参加者を選ぶそうです。なお、参加者には、数学・生物・物理・コンピューター・ロボット工学・機械学などの基礎知識と、英語でのコミュニケーション能力が求められます。
革新的な技術で世界の課題を解決
HAIFAは、イスラエルの地中海沿いにある都市で、マイクロソフトやグーグル、インテルなどの大企業の拠点であり、スタートアップの地として数多くの企業があることで知られています。
9日間のプログラムでも、イスラエルのIT企業を訪問したり、チームでハッカソンに挑戦(市内観光もあり)。
- 7月16日(火)…ハイファに到着後、開会式
- 7月17日(水)…ハイファでスタートアップ企業を訪問
- 7月18日(木)…イスラエル国会での式典@エルサレム
- 7月19日(金)…イスラエル北部へのツアー
- 7月20日(土)…ハイファでのウォーキングツアーとアクティビティ
- 7月21日(日)〜24日(水)…参加者によるハッカソン実施
- 7月24日(火)…閉会式
ハッカソン(コンテスト形式)では、参加者がチームとなって革新的な技術で世界の課題を解決することを目指し、競い合います。参加者には、ノーベル化学賞受賞者・テクニオン大学教授のアヴラム・ヘルシュコ氏が署名する修了書が発行されるほか、優勝者にはテクニオン大学の国際部門の学士課程1年間の奨学金が授与されます。
なお、イスラエルは入出国が厳格であることで知られているため不安に思う人もいるかもしれませんが、参加者は各自イスラエルまで移動したのちは、「ベン・グリオン国際空港」到着から最終日まで(出国日が同じ日であれば出国まで)、Teen Tech専属ガイドとともに行動することになるそうなので安心ですね。
参加を希望する人は、「HAIFA TechTeen 2019」公式サイトのフォームから問い合わせを。追って、推薦状などの詳細について連絡があるそうです。
HAIFA TechTeen 2019
【HAIFA TechTeen 2019】
- 主催:イスラエル・テクニオン工科大学
- 日程:2019年7月16日(火)〜24日(水)
- 会場:「イスラエル・テクニオン工科大学」、イスラエル・ハイファ市内、エルサレムなど
- 対象:高校1~3年生
- 定員:70名(イスラエルから35名、海外から35名 ※ただし今回募集するのは日本人枠2名)
- 参加費:1100ドル(食事・宿泊・国内移動・観光を含む)※航空運賃は含まず
- 応募締切:2019年3月15日(金)