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進路ナビ⑱ | 英語で学ぶ進学を選択する場合、どのように進路をデザインすればいい?

ママ

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質問:「英語で学びたい」息子、留学のタイミングは?

はじめまして。現在小学4年生の息子の進路についての相談です。

息子は現在、日常会話は英語・日本語ともに年相応にできますが、両方とも「書く」ことは弱いです。そんな息子ですが、中学からは英語で学ぶ学校に進学することを望んでいます。

インターナショナルスクールへ通わせるのではなく、グローバル教育に強い学校への進学を考えています。

ただ、英語で学ぶ海外の学校での授業は経験したことがなく、一度海外で学ぶ体験ができればその楽しさも体感でき、受験もがんばれるのではないかと思っています。

海外で学ぶ経験をどのタイミングでさせるべきか、アドバイスをお願いします。

回答:まずは目標を見据えたプランニングを

留学のタイミングと、今後の進路についてですね。まずは、留学のタイミングについて考えてみましょう。

現在小学4年生ですので、留学(短期)のタイミングとして下記の3つの時期が考えられると思います。

  1. 小6になるまえ
  2. 中2
  3. 高2

1では、小6は中学への準備期間ですので、日本での進学を考えている場合は落ち着いて勉強できる環境を整えてあげるべきでしょう。

中学への進学を含め、自分の将来について考える最初の機会でもあるので、海外留学を経験することで将来の選択肢について考えることもできます。

海外大学進学を視野に入れた進路を親子で考える際にも、子どもの考えを反映した進路を決定できると思います。

2と3の理由は、中1と高1は、学校や学習に慣れたり、友だちを作るのに大切な時期であり、中3と高3は、進学を控え学習に力を注がなければならない時期ですので、消去法で中2と高2となります。

日常生活と学習で使う英語は、かなり異なるものですが、英語で学習することにより語彙が大幅に広がりますので、子どもの状況に合わせた留学を検討するといいですね。

今後の進路については、「教育デザイン」という考え方を軸にプランニングしていきます。

教育デザインとは、子どもの夢や特性、親の希望、教育環境(経済的な許容範囲、地域で選択できる教育機関の種類やレベル、兄弟姉妹数などの家庭環境)などを考え合わせ、どの段階でいかなる選択をし、夢(目標、理想)につなげていくかを考えていくものです

親子あるいは中高生の場合は、自分で教育のプロセスをデザインしていきます。

教育において大切なことは、小さな失敗や想定外の出来事があっても、教育に対する根本的な考えはぶれることなく、目的に向かって一貫性をもっておこなわれることです。

これからの教育について不安に思ったら、まず上記の事項を書き出し、ブレインストーミングをおこないながら、子どもの夢(子どもが小さいときは親の夢かもしれません)への適切な道を探ることからはじめてください。

教育デザインを考えるのは、早ければ早いほどいいのですが、途中子どもたちを取り巻く状況や環境の変化は起こるので、その都度見直すことも忘れずに

なお、質問ではありませんが、両言語の「書く」について少しご心配があるようですね。

言語の4技能(読む、書く、話す、聞く)のなかで、「書く」が一番力をつけにくく、遅れを取り戻すのにやっかいな技能なので、できるだけ早めにキャッチアップするといいですね。

日本語は、教科書を基準に学習を進めるといいと思いますが、英語は単語のスペルなどに問題があるようなら「フォニックス」の学習をするといいでしょう。

フォニックスは、発音と綴りの規則性をルール化したもので、英語圏の子どもたちも「書く」勉強をはじめるときにこの学習もおこないます。

このルールがしっかりと身についていると、はじめて見た単語もきちんと読めますし、スペルミスも少なくなります(発音と綴りの関係で例外もあるので注意が必要)。

日本にいながらにして、小4レベルの日本語と英語の日常会話力を伸ばしてきたことはすばらしいことです。

これからも、がんばっていきましょう!

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