奨学金を得て海外で学ぶには、学力や意欲と並んで、英語で自分の考えを伝える力が欠かせません。
その目安となるのが、CEFR B2(英検準1級/IELTS5.5〜6.5) レベル。👉 CEFR B2とは?レベル・英検換算・勉強法まとめ
エデュコさんこうした英語力を高校時代に身につけておくことで、奨学金の出願や現地での学びをスムーズに進めることができます
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トビタテ!留学JAPAN | 月額6万円~16万円を支給
高校生を対象とした留学支援プログラム「トビタテ!留学JAPAN」は、「新・日本代表プログラム」で留学する第11期700名を、2025年12月上旬(予定)~2026年1月22日(木)まで募集します(新高1は第二日程:4月21日締切も応募可能)。


対象者
対象となるのは、高等学校、中等教育学校後期課程、特別支援学校高等部、高等専門学校(1~3年次)、専修学校高等課程に在籍する日本人生徒や日本への永住を認められている生徒など。
支援内容および給付金金額
支援内容は、奨学金だけでなく、留学前の事前研修や留学後の事後研修なども含み、以下のようなメリットを享受することができます。
- 高校生が自由に設計した留学プランを支援
- 座学だけでない多様な探究活動を支援
- 民間寄附による返済不要の奨学金
- 充実した事前・事後研修+α(事後活動)
- 1万人規模のトビタテ生コミュニティ
また、留学後の継続的な学びや交流の場として、派遣留学生ネットワークがあり、他の留学経験者とのつながりをもつことができます。
具体的な給付金額は、月額6万円~16万円(家計状況や留学先地域によって異なります)。
- 北米、欧州、シンガポール、中近東等に留学する家計基準内の生徒…奨学金月額16万円
- アジア(シンガポールを除く)、オセアニア、中南米、アフリカ等に留学する家計基準内の生徒…奨学金月額12万円
- 留学エリアを問わず家計基準外の生徒…奨学金月額6万円
留学準備金(原則として留学開始前に支給)は、アジア地域への留学は15万円、その他の地域への留学の場合は25万円となっています。



2026年度も、円安や急激な物価高騰を鑑み、上記の支給金額に加えて「アジア地域」は6万円、「その他の地域」は10万円を増額して留学準備金を支給します
留学期間について
留学開始日は、2026年7月10日(金)~2027年3月31日(水)の期間内である必要があります。
支援対象となる留学期間は、最短で14日~最長365日まで。



125日以上365日以下の留学計画は「ロング」に該当し、支給対象月の翌月に奨学金月額が支給されます。14日以上124日以下の留学計画は「ロング以外」に該当し、留学終了後に奨学金総額が一括支給されます
トビタテ留学JAPAN2026 第11期派遣留学生
| 主催 | 文部科学省、独立行政法人日本学生支援機構 |
| 対象 | 新高校1・2・3年生(2026年度) |
| 給付金額 | 12万円/16万円(家計状況や留学先地域によって異なる)※家計基準が超える場合は6万円 |
| 定員 | 700名(マイ好奇心探究コース/250名、社会課題探究コース/150名、STEAM探究コース/160名、スポーツ・芸術探究コース/140名) |
| 留学準備金 | 留学先がアジア地域の場合15万円+6万円、その他の地域の場合25万円+10万円 |
| 応募方法 | 各高校等を通じて応募すること |
| 応募締切 | 第1日程:2025年12月上旬(予定)~2026年1月22日(木) 第2日程:2026年4月1日(水曜日)~2026年4月21日(火) |




トビタテ!留学JAPAN | 留学生に期待されていること
トビタテ留学JAPANは、政府だけでなく、官民協働のもと社会総がかりで取り組む「留学促進キャンペーン」。
民間企業による寄付を100パーセント原資としているため、充実した奨学金の給付が可能となっています。
また、トビタテの最大のポイントは「成績・語学力不問」「自由な留学計画が実現できる」という点。意欲と情熱のある生徒が人物重視で選考されますが、留学生は果たさなければいけない責任もあります。
派遣留学生は、以下の3つの役割を期待されています。
- Global Leader…留学を通じて最大限に成長し、将来の「グローバルリーダー」を目指す
- Ambassador…留学期間中は、「日本のアンバサダー(大使)」として日本の良さを発信
- Evangelist…留学生増加のため「留学のエヴァンジェリスト(伝道師)」として活動
派遣留学生は、語学力向上以外にも、留学中のふるまい方や留学後の成長についても研修を通じて学んでいきます。
トビタテ!留学JAPAN| 募集している4つのコース
今回、募集するコースは下記の4コース。



独立したSTEAM専用のコースが新設されたため、昨年までの3コースから合計4コースに変更されています
全コースを合わせた採用予定人数は700名で、2025年度とまったく同数の募集枠となっています。
①マイ好奇心探究コース(250名)
「知りたい」、「明らかにしたい」という自らの興味·関心に基づいた問いを設定し、「未知を既知」にすることや「疑問を解明」することを目的に行う探究活動が含まれた留学計画を支援。
②社会課題探究コース(150名)
世界・日本・地域が抱える社会課題を自分ごととして考えた問いを設定し、課題解決や活性化、SDGs、社会貢献に寄与することを目的に行う探究活動が含まれた留学計画を支援。
③STEAM探究コース(160名)
STEAM(科学・技術・工学・芸術・数学)領域における問いを設定した探究活動を含む留学計画や、問いに対してAIやIoT、理科の見方・考え方や数学的な見方・考え方を活用しながら行う探究活動が含まれた留学計画を支援。
④スポーツ・芸術探究コース(140名)
実技経験や実績の有無にかかわらず、スポーツ・芸術分野における問いを設定し、当該分野の更なる発展に寄与することを目的に行う探究活動が含まれた留学計画を支援。



スポーツ·芸術探究コースでは、経験や実績を問わず採用される可能性があるのは注目ポイント
地域応援枠
選抜には、高校生の留学が少ない地域からも派遣留学生が選ばれ、各地にロールモデルが創出されるよう、「地域応援枠」が設置されています。



地域応援枠では、応募者数が15人以上の都道府県の場合、応募者の上位5人が優先的に採用されるなど、優遇措置があります
この応援枠は、応募者の所在地ではなく、在籍する高校の都道府県を基準として適用。
また、拠点形成支援事業に採択された都道府県(福島県、石川県、静岡県、滋賀県、高知県)は、地域応援枠による優遇対象にはなりません。
家計基準について
また、応募においては、日本学生支援機構の第二種奨学金の家計基準を満たすことが条件になりますが、支援予定人数全体の1割程度を上限に基準外の生徒も採用する予定です。
トビタテ!留学JAPAN | 選考スケジュール
新高校2~3年生は、「第一日程」のみ応募が可能です。新高1は「第一日程」と「第二日程」いずれかひとつの応募枠を選んで申請することができます。
第一日程の応募申請期間は、2025年12月上旬(予定)~2026年1月22日(木)17時まで。3月上旬に書類選考結果が通知され、3月下旬にかけて面接試験、採否結果は4月下旬に通知される予定です。
第二日程は、2026年4月1日(水)~21日(火)が応募期間。応募者全員が5月上旬に行われる総合審査を受け、5月下旬に採否結果が通知されます。



高1での選考通過を目指す場合、中3の時点から留学を検討しながら、計画を立てておく必要があります
学校を通じて応募するしくみ
なお、トビタテ留学JAPANの募集方法は個人応募ではありません。
在籍高校を通じて日本学生支援機構に応募申請されるため、応募者は高校側が指定する日時に従って応募書類等を用意してください。







