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理工系女子技術者の育成を目指す
「芝浦工業大学」(東京・港区)は、2022年度より3年間「未来を担う理工系女性技術者の育成」のための奨学金制度を設け、入試で優秀な成績をおさめた学部入学する女子学生130名を対象に、28万円を給付します。
芝浦工業大学は、東京都とさいたま市に3つのキャンパス(芝浦、豊洲、大宮)がある、4学部1研究科を有する理工系大学対象となるのは、推薦入試「公募制推薦入学者選抜(女子)」による入学者約30名と、一般入試枠から成績優秀な入学者約100名。2022年度から2024年度入学者が対象となり、奨学金給付対象者には合格発表時に本人に通知されます。
奨学金として給付されるのは、入学金相当の28万円。
女子学生が勉強しやすい環境を強化
日本における工学系学科の女子学生比率は15.6パーセント(文科省学校基本調査令和2年度)と、世界と比較して低水準。芝浦工大でも、現在の学部女子学生比率18.7パーセントから設立100周年となる2027年には30パーセント以上へ、女性教員比率も30パーセントを引き上げ目標とし、女子学生が勉強しやすい環境づくりを強化しています。
これまでも、2018年度入試よりとくに女子学生が少ない工学部機械電気系4学科に「公募制推薦入学者選抜(女子)」枠を設け、2022年度入試からは工学部全9学科に拡大しており、今回の奨学金給付は第3弾の施策となるそうです。
【未来を担う理工系女性技術者の育成のための奨学金制度】
- 実施:芝浦工業大学
- 対象:2022年度から2024年度の学部入学者(女子学生)
- 人数:100名程度
- 金額:28万円(入学金相当)