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中高生レポート③| 日本科学未来館「Picture Happiness On Earth 2016-17」

あやさん(東京・私立中学1年生)

  • 主催:日本科学未来館
  • プログラム名:Picture Happiness On Earth 2016-17
  • 参加期間:2017年7月22日(土)、25日(火)、31日(月) ※11月12日(日)にプレゼンテーションあり
  • 対象:女子中学生、高校生
  • 場所:「日本科学未来館」(東京・江東区)

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Contents

幸せな未来を創造する映像ワークショップ

私は、2017年7月に「日本科学未来館」が主催する「Picture Happiness On Earth 2016-17」という3日間の映像制作ワークショップに参加しました。

picture happiness

このワークショップは、「100億人が幸せに暮らす未来を実現するために何が必要なのか?」をテーマに、 日本、オーストラリア、台湾、韓国、タイ、ニュージーランドの6ヵ国の女子中高生がコラボレーションして、 科学未来館のシンボルである「ジオ・コスモス」という、地球をイメージした球体ディスプレーに映し出す映像を作り上げるプロジェクトです。

プロジェクトは3工程にわかれていて、1工程目となる各国のチームがすでに作成したストーリーボード(シナリオ)を、今回のプログラムで日本の女子中高生が6チームにわかれて映像化していきます(2工程目)。

※3工程目は、2017年11月に日本科学未来館で行われる作品プレゼンテーションとなります。

picture happiness2

16名の仲間と協力して映像を創り上げる

私たちのチームは、ニュージーランドの中高生が作った「In Our Hands」という地球温暖化解決のストーリーボードを元に、ディレクター3名、デザイナー6名、プログラマー7名の計16名のメンバーで協力して作業しました。

私はディレクターとして、各シーンで使うさまざまな画像や映像につける音楽や効果音を考えて、デザイナーやプログラマーに指示しました。

色や画像の動かし方など、細かくイメージを伝えていくのがおもしろかったです。

また、みんながそれぞれどんな作業をしているかを把握しながら、各シーンのつがなりを考えたり、全体像をイメージして進めていったりするのが大変でしたが、やりがいがありました。

台本とプレゼンテーション用の原稿の作成は、なかなかまとまらず苦労しました。

他の二人のディレクターは高校生で、私はチーム内でも最年少でしたが、年齢に関係なく意見交換できたり、みんなが意見を聞いてくれて嬉しかったです。

台本と原稿は英訳もしましたが、イギリス人やインド人のスタッフが一緒に考えてくれて、スムーズに完成しました。

応募の流れや事前の準備について

このワークショップは、A、B、Cの3つの参加日程があり、「日本科学未来館」のホームページで応募する時に希望する日程を選びます。

この時、やりたい役割も選び、私は「ディレクター」を第一希望に応募しました。選考結果が届いた際に、担当する国と役割、また担当する国が作成したストーリーボードもメールで送られてきました。

それらを元に、インターネットで地球温暖化のことを調べたり、どんな映像にしたらいいのか事前に考えてからワークショップに参加しました。

私は、C日程の7月22日(土)、25日(火)、31日(月)の3日間に参加しましたが、初日の22日にはA〜C日程の参加者全員の90名が集合し、チーム紹介や落合洋一さんによる特別講演、映像作品の作り方のレクチャーがあったりしました。

2日目と3日目は、各役割に分かれて製作作業を行いました。

完成した作品は、11月12日(日)にジオ・コスモスに映し出され、プレゼンテーションが行われる予定です。

球体型ディスプレー「ジオ・コスモス」(日本化学未来館提供)。
直径約6メートル、地球の約200万分の1の球体型ディスプレー「ジオ・コスモス」(日本化学未来館提供)。

その際は、シナリオを作った各国の女子中高生も出席し、どのチームの作品が一番優れているか決まります。プレゼンテーションの前日にはリハーサルもあります。

また、各チームの作品は、その後2018年6月までジオ・コスモスで上映される予定です。自分たちの作った映像がたくさんの人に見てもらえて、どんな反応をしてもらえるのかとても楽しみです。

多様性のなかで創造する楽しさ

このワークショップに参加した理由は、私の夢は世界中の人を笑顔にする会社をつくることで、幸せは国や人によって異なると思うので、世界の幸せとは何か深く考える機会にしたいと思ったからです。

そして、父と母の国、日本とアメリカのバックグラウンドを生かして、ナレーションの作成などで英語を使いたかったことも理由のひとつです。

また、映像編集ソフトなどを使ったことがなかったので、挑戦してみたい気持ちもありました。

学校ではできない映像制作というものを、プロのシナリオライター、デザイナー、プログラマーから直接教えてもらう機会はめったにないので、少しでも興味があればぜひ応募してみるといいと思います。

チームをサポートしてくれた未来館のスタッフの方々もとても優しく、楽しい雰囲気でした。

参加者は、海外で生活した経験がある人やインターナショナルスクールに通っている人、ハーフの人などが多く、自分も含め国際的なことに興味のある人がたくさん応募しているようでした。

いろいろなバックグラウンドを持つ仲間たちから、さまざまな意見を聞けてとてもいい経験ができたと思います。また来年も参加したいと思うほど、オススメです。

他の国の同じ年代の子たちのアイデアを、中学生も高校生も年上、年下関係なく一緒に意見を出し合いながら、プロの指導を受けて形にしていく、とてもおもしろくて刺激を受けるワークショップでした。

また、ワークショップやプレゼンテーションの時だけでなく、その後もしばらくジオ・コスモスで自分たちの作品が上映してもらえて、科学未来館に入場する人たちみんなに見てもらえるなんて、とても嬉しくて楽しみです!

日本科学未来館に行ったら、みなさんぜひジオ・コスモスの映像を見てみてください!

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